金の家の裏の公園で学童サッカーをしている。

その公園の隅っこで高校生らしい三人がボールを蹴っている。

金はその周りを歩いている。

見た目だけとそんなにサッカーが巧く思わなかったので…

何個か質問する。

「学年は?」

「三年です」

「あと一年やなぁ」

「はい」

「あと一年、何処を磨くと次のカテゴリーに繋がるか?言ってくれ…」

青年A 足を速くする

青年B ドリブルを磨く

青年C メンタル

三人の青年の答えを全て潰す。

「足が速い奴は最初から、ドリブル?今からどんなドリブルするの?メンタル?誰もが持っている」

「必要な事は?」と金のハッタリの世界に持って行く😝

色々話した後三人の青年たちに「ラストの高校サッカー選手権、最低大阪で三回戦まで勝つようにがんばりやぁ、良かったら何処の高校サッカー部か教えて…」

「興国高校サッカー部です」

「……もしかして全国大会出場の(試合)出た?」

「はい」

「……三人のポジションを聞く」一人はFW、一人MF、最後の一人がGK。

金はGKの青年が気になった。身長がそんなに高くはない。

「青年。心配するな!今旬のJリーグのGKは横浜マリノスの朴一圭や。小さくてもキック一つで攻撃の起点を作る。大丈夫頑張れ」と言うと。

「僕、朴さんと一緒に練習しています」

「なんでやぁ…」

「僕、来年横浜マリノス内定しています」

学童サッカーで出会った素敵な高校サッカーマンたち。