よくある事だが、外国のサッカー事情(育成時代)を一括りでまとめて決めつけてしまう流れがある、特に海外から招待した指導者に意見をそのまま受け止めるところがある。

ある懇親会でサッカールポライターが日本少年育成時代のサッカーについて意見を述べていた、その懇親会に韓国からの招待チーム指導者がいた。ルポライターは「韓国では一日2試合は物足りないでしょう・・・」と振った。韓国指導者は「韓国では一日1試合です」と答える。それはあくまでも公式戦での試合であり、ルポライターちょっと戸惑っていた。

今の韓国少年サッカーは学園サッカーが衰退してクラブチームが力を付けている。その指導者は学園サッカー関係者、意見は色々ある。

金は世界の育成時代のサッカーを隅々まで分かってはいない。確かにブラジルには何度か行って路地裏サッカーを感じた事は確かだが、20年以上前の事。

でも韓国サッカー育成事情は詳しいと思う。何故か?と言うと韓国少年サッカー交流は15年間続けている。韓国には700人以上の日本から少年チームが遠征に行き、800人以上の韓国の少年チームが日本に遠征に来ている.

でも長く交流を続けていく中で、お互いの意見が合わず、時には衝突をし、時には仲たがいもする、日本ではウジョンカップがあるのでどのような形でも受け入れられるが、急に大会、交流戦が中止になるケースがある場合があった。

金は「はい、分かりました」とは絶対に言わない。相手方はどこかに「私たちが協力しなければ何もできない」と思っている節がある。

金は当てもなく一人で韓国に行き、少年サッカー関係者と会い、グランド、チーム、宿舎など討議する、そこで免疫が付く。

「別に力を借りなくてもサッカーには国境がないよ…」そんな心構えが金にはある。

続く。