先週の山中湖での遠征大会、めちゃくちゃ暑かった。10分ハーフだが二日間で15試合消化する。審判は二人審判来年還暦を迎える金、15試合審判をした。何故か疲れなかった。良かったのは試合寸前相手のチームの少年に「おじいちゃんやから、試合中帽子とサングラスして審判させてね…」と頼んだ「うん」と気持ちよく答えてくれる。

8人制15試合10人で挑んだ。何故か?少年たち足が止まらなかった。今のヴェジットのサッカーは全員が動くので足が止まり10分ハーフなので得点も入らないと思ったが15試合平均3得点する。二日目12試合目東京の強豪ジャクバに4対1で勝った時に「つよくなったなぁ・・・」と思いました。

人間、歳を重ねると「肩の力を抜く」を多少は理解できる。金は高校時代監督に「サッカーは精神力」と叩き込まれた。常に圧迫されている雰囲気でサッカーをしていた、時に3年生の一年間。主将も務めていたので。
監督に「風邪?ねん挫?精神力で走れる」と理不尽な指導だが、本人は分からない。一番きつかったのは高校3年の夏、日本リーグの前座試合にうちの高校が指名される、相手はインターハイ大阪代表、近畿高校サッカー選手権大会優勝チームだった。うちの監督、校長先生を口説いて一学期学期末試験中に学校で合宿をした、別に前座試合勝ったからと言ってうちの高校が公式戦の資格を貰えるわけでもないが、監督が「この一試合は君たちにとっては50試合分の値打ちがある」と。試合前日、先生たちの朝礼にレギュラーメンバー並ばせられて金が決意を話す。
高校3年生ながら「俺たち、負けたらどうなるんだ!」心の中で思っていたことを今でも思い出す、それだけ金はサッカーに真面目に取り組んでいたと思う。


王さんが現役を引退してバットの握り方を雑誌に伝授していた。

「バットの握りは生きたうなぎを握るように・・・」

続く。