雨で教室で自主授業になった。

今問題になっている隣国関係の話で生徒たちと論議になった。

「日本には資源がない。だから海底資源が将来重要になります」

生徒はここから攻めて来た。過激じゃない。全て色んな出来事を理解しての話して来た。

「だから、釣り堀論を提唱したい」

「それ何?」

「島の付近を釣り堀みたいにみんなで資源を釣って分け合えばいい。知恵のある国は知恵で資金のある国は資金で労力のある国は労力で・・・」

「信用でけへん」

今の状況では分かる。難しい話をしなくても、「信用でけへん」と言った生徒の意見は正解と思った。

観て感じた事で判断する。それ大事を思う。生き物の本性と思う。

「お前たちには時間がいっぱいある。この先はお前たちが信用、信頼関係を築くけばいい」

大人たちは今、目一杯と思う。

しっかりしている。