今まで生きてきてうなぎを手でつかんた事はない。そやのに「うなぎ理論」とのがく・・・

中井の宮本さんに釣り堀で魚をつる事をサッカーに例えて話した事がある。

「岩釣りは命賭けだ・・・」と言われた事を思い出す。宮本さんは岩釣りの道案内の仕事をしてる。

王さんの話、面白い、少年を指導する者として勉強になります。「そそ」と神様みたいな王さんの考えに俺もそう思うと一人で自己満足をしている。

王さんの話される野球用語をサッカー用語に置き換えると・・・

「バッティングとは何かと訊かれたら、これはもう、つかみどころがないものだと言うしかないよ。ウナギじゃないけど、つかんだかなと思うと、ふっといなくなる。

つかんだような気がしたその感触を、もう一度味わいたいと思う。バッティングって、それを追い求めているうちは無限のものなんだよね。

現役時代、バッターボックスに立っているときは、すべてが「直接」だった。実際140キロ、150キロというスピードを直接、感じながらやるわけでしょ。

でもユニホームを脱いじゃうと、それが「間接」になってしまう。ネット裏やダグアウトで見ていても、そんなに速くは感じないし、ストライクゾーンも狭く感じるし、変化球もよき見える・・・

バッターボックスに立たなくなるとバッティングって易しくなっちゃうんだ。だから、バッティングについて現役をやめてから語るというのはあくまでもやめた人の語りであって、やっている人のものとは別物だということを、まず理解して欲しい・・・」