一年前のインチョン空港

僕は仲間からアバウト、能天気、おっちょこちょい、計算もしないで行け行けな性格と言われます。この前も北やんが（サザンウェ－ブ泉州代表）「金ちゃん。紹介する人がいる、ちょっと出てきてくれ、鶴橋で待っている・・・」「大事な人か？」「おう」「そしたら、鶴橋の喫茶店違うやろ、上六都ホテルの喫茶店やろ・・・」

ジャケット着て都ホテルに行くと忘年会の日程の話だった。「電話で済む話やろ」「最後まで俺の話を聞かんからや・・・」

一年前、この時期、南北関係が最悪だった。日本では今にでも戦争が起きるとテレビ、新聞、マスコミが騒いでいた。日本中が緊張している時に僕は２６人のサッカー少年と韓国インチョン空港にいた。

文部省は韓国修学旅行は中止を指示、外務省は韓国旅行は自粛するように指示が出ていた、でも日本政府は危険度の表示は変わらない。パク監督に連絡したら「問題ない」と笑っている。
アバウトで能天気な僕は韓国遠征日の三日前から関西国際空港に通いました。人の空気を知りたかった。日航、全日空、大韓、アシアナの窓口で韓国に旅行される人を見ていました。航空会社事務所にも行きました。

普通だった。韓流ブームもあって若い女性たちが大勢いたし、航空会社も普通に業務していた。テレビ報道と関西空港の空気のギャップを感じる。



続く・・・