私は知ったかぶりはしない。昨日であった人に感動し、今日会った人の話に共感する。それの繰り返しです。

韓国チーム指導者とお寺の住職で最後の夜にお酒を飲んだ。住職は韓国語が達者だった。お酒も半端じゃなく強い。話も面白い。「10人か?90分で一人瓶ビール3本飲もう・・・」

韓国チームの指導者たちは政治、経済、文化の話を住職にぶつけていた。住職の話で心に残ったのは「この瓶ビール、見る所の角度を違うと違って見える。人も一緒です・・・」

住職は「色んな宗派の人が訪ねて来ます。天王寺は聖徳太子が建てた四天王寺があります。観光スポットにこのお寺も入っています。「ベルリンの壁」があるお寺は日本でここだけです・・・」

本当にスニン(住職)ポサル(奥様)にはお世話になりました。後で分かったが、本堂が日本文化遺産に登録されていた。俺は本当に無茶をしていた。この反省は必ず来年に繋げます。

今日の日本対北朝鮮戦。瓶ビール方程式で一緒で見る角度で違った物が見えてくる・・・

35年前、全日本少年サッカー大阪代表チームが失格になった。理由はチームに外国人が5人以上いるためだ。確かに外国人だが歴史的にお爺ちゃんお婆ちゃんが日本に渡ってきた孫たちだ。日本生まれ、日本育ちです。チョン・テセが言っていた「僕の故郷は日本です」

その2年後、在日全国少年サッカー大会がはじまる。正直、25年前までは都道府県代表と互角に戦えたが、ここ15年生徒数も減り、合併チームで出場しているチームが増えている。今はレベルは低い。でも一生懸命ボールを追っかけている姿に胸が熱くなる。

在日全国少年サッカー大会に出場していたのが、アン・ヨンハ、リャン・ヨンギ、チョン・テセ、李忠成(リ・チュンソン)

取り残されていたサッカー文化は立派に生きていた。