「もう一丁、ここで踏ん張る」と気合を入れるのに、東京から帰ってきて、体に力が入らな

前にブログで同級生の話を載せた。理想のインターナショナルスクール開校して学校の専務理事を務めているが、聞こえはいいが、お金集め責任者だ。「人のためにお金を集めて人のため頭を下げて何処が面白いねん」と言った事がある。「生徒の笑顔があるから・・・」あかん、俺はついて行けない。

その同級生から連絡があった「サンイク、広告まだ間に合うか?」「間に合うも何も、広告載せんでもお金は貰いに行くでぇ・・・(笑)」

健勇の試合を観て、お金集め責任者から広告出すと言われてちょっと元気を取り戻した。(笑)

同級生はインターナショナルスクールの広報誌を私は読みもしないのに送ってくれる。ある人物の特別授業の内容が載せてあった。その人物の話す内容を読んでラモスさんと初音さんを思い出してしまって泣いた。

その人物は19歳の時アメリカに渡米し、現在ヨシダソースでアメリカンドリームを体現した吉田欄喜さん(在日韓国朝鮮人)。現在米国の中小企業局が選ぶ優良企業の全米24社の中にインテルなどとならんで「殿堂入り」を果たした。

少しだけ載せます・・・

「アメリカのシアトルに着いて、帰りの飛行機のチケットを売って現金に換え、車を買って、そこで寝泊りした。するとお金がなくなりガソリンが切れたんや。周りのみんなは「あいつ、アホやなあ。何も考えずに動くから、失敗するのは当たり前やん」と言う。誰かが失敗しているのはを見ているのは、楽しいもんなんよ。僕の夢は死んでも日本に帰らないって夢やったから、車から降りて、自分で車を押したんや、汗と血をダラダラ流しながらね。

自分の夢に向って車を押している姿を見たとき、周りの人には狂気に見えたんよ。けどね、世間の人に、狂気って言われている時は、だんだん世間の人が認めているんやで。夢を徹底的に追う人ってものすごい怖い。ものすごいエネルギーが出るから。そのエネルギーが人の心を動かすの。自分の夢を徹底的に追いかけている時に、気がついたら自分の横に僕を批判している人が立って、一緒に車を動かしてくれるんや。

自分の夢は、死に物狂いで本当にかなえたいのかっていうことが、ものすごく大事なんや。100%のパッション(情熱)か99%のパッション(情熱)か。99%までのパッション(情熱)で「一生懸命頑張ったんやけど」という人は、ゼロなんだよ。100%と99%の違いは、100とゼロの違いや・・・

人間調子のってしまうと、崩れていく・・・社員たちの給料払えなくなったから、残ったソースを持って帰れと言った。会社で酒づけの日々を送った。家に帰るのが嫌やねん。義理の父は結婚に大反対だった。僕のことを大嫌いやったからな。一人娘をどこの得体のしらない東洋人がもらったんやもん。僕の事を絶対名前で呼んでくれなかった。

*アメリカでは会社が倒産する日は金曜日。金曜日に給料日。

金曜日の夜、義理の父から電話があった。無理やり結婚して倒産をかかえた男や。お前に会いたいって・・・

会ったら義理の父が黙って静かに切り出したんや。16万ドルをいきまり差し出したんや、初めてそこで、息子よって言って渡してくれた。ものすごい大金。ユナイデット航空で今まで働いてきた退職金と貯めてきた全財産を、私を信じて借用書もなく渡してくれたんや。

何十年が過ぎて、親子の絆が生まれた日だった。自分の親でも全財産なんか預けへんで。僕のパッションや思いを聞いてたんや。こいつになら全財産あげても大丈夫だと思ったんやろな。

僕が、ここまでこれたのは自分の夢を信じてきたパッション(情熱)があったから。あなたたちが、いつかパッション(情熱)に惚れこんで、この人のために車を押してみようと思った人は、必ずあなたのために誰かが車を押してくれる。

人の車を押せない人は、絶対にあなたの車を押してくれない。人のパッション(情熱)のことを馬鹿にしている人は、あなたを絶対助けてくれない。

それが人生や。それがアメリカや。それが人間の世界や。もう一度言う、人のために車を押してみようと思った人は、必ずあなたのために車を押してくれる。

ありがとうございました。」