実はある事に反省をしている。今、反省しても仕方がないのだが・・・

この頃、昔を知っている人は「キンコ、この頃優しくなった」と言う。決して優しくなんかなっていない。年々激しい事にチャレンジしていると思う。俺が死ぬんなら心臓麻痺かなぁと妻に冗談を言っている。

妻が鋭く切り返す(笑)「あなた、私と子供たちが他所さんから石を投げられるような死に方は止めてね・・・」と笑って話す。

もし、変わったとしたら子供の気持ちを以前より深く見られるようになったのかなぁ・・・
三女(4年生)がヴェジットでボールを蹴っている、4年生の中でミニゲームをさせている。ボールを蹴れなくても、走れなくても、元気がなくても、女の子でも子供には自分のプライドがある。

ヴェジットがスタートした時は「道場破り」みたいな事ばっかりやっていた。当時一人だけ12番目の選手がいた。主力が抜けても試合には出さなかった。ほかの少年を出場させた。
その12番目の少年が小学校卒業する前にJ育成ジュニアユースのセレクションを受ける事になった。私は少年に「やめとけ!」と言う。その少年は母親に「明日、セレクションやから朝飯、麺類にして」と頼んだ。前日の夜はスパイクを磨く12番目の少年。

今年、大学4年間大学サッカー部でがんばり、主務まで任される。卒業して憧れて希望していた、サッカー関係の仕事に付く。初仕事は韓国語を生かして海外視察の大きな仕事を任された。

12番目の少年は22歳になった。この先、挫けそうなサッカー少年を見かけたら元気を与えられる、気持ちが分かる、素晴らしい青年になると思う・・・