こんばんは。ななべです。
今回は、本の抜粋です。
子曰く、学は及ばざるが如くするも、
猶おこれを失わんことを恐る。
いくら学んでも学び足りない
ここにある「及」という字には、「人」
という字が二つ隠れているのが
わかりますか?
「及」には、人を追いかけていって
手でつかまえる、という意味があります。
だから「及ばざるが如く」は、
「追いかけても、追いかけても、追いつかない」
という意味になります。
「学」というのは「勉強、学問」のことだから、
勉強するときにはいつも
「自分はまだまだ未熟だ、という謙虚な気持ちで
貪欲に挑戦しなければいけませんよ」という意味に
なります。
次に「猶おこれを失わんことを恐る」とありますが、
これは
人間は覚えたつもりでもすぐに忘れてしまうものです。
なかなか覚えられない。
先生もなかなか覚えることができません。
だから今でも一生懸命復習しています。
孔子も
「せっかく覚えたものを忘れないように、学んだことは
一生懸命復習することが大切ですよ」
といっているのです。
違う言い方をすれば、わかったつもりで満足しては
いけませんよ、ということですね。
常に挑戦し続けることが大切
人生というのは、
果てしない追いかけっこのようなものです。
生きている間は、
「これでもういい」ということはありません。
やっと追いついて
目標を達成したと思っても、
すぐにまた次の目標が現れたり、
難問が降りかかってきたりします。
だから、常に
「自分はまだまだこれからだ、これからだ、何くそ」
という気持ちで挑戦しなければいけないのです。
ここに挙げた言葉は、
そういう精神を説いているんですね。
常に
「何くそ、何くそ」と思って挑戦する。
そうすることによって、
みんな立派な人間に
成長していくのです。
以上。
子供が喜ぶ 論語 より
作者 瀬戸謙介
とても、力が漲ります。
皆様は いかがでしょうか?
次は、喜田コーチにバトンタッチです。