共存共栄 | 栃木県日光市サッカー follow the feeling

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私が20代後半の時

小学校にサッカー指導ができる人がいない・・

という相談を受け、コーチを引き受けました。

はじめは審判を手伝い

その時は、水曜日が定休日だったので

毎週水曜日の放課後は「コーチ」として

選手達に無い技術と無い頭をフル稼働させ接しました。

ただ、サッカーが好きな選手と触れ合う事が幸せでした。

それから数年後

当時の監督さんが選手(お子さん)と共に引退するという事で

訳も解らないまま「監督」を引き受けました。

それと同時に、自分のサッカーも辞め

本格的に指導者を目指す決心をしました。

2人しかいない6年生、5年生~1年生全員で13名の

チームで本気で戦い、サッカー基礎の大切さを痛感し

試合と練習を繰り返し、もっと上手に、もっと前にと

色々な練習を試して、指導を見学に行き

本を読みあさり、講習会へ足を運び、トレセンに参加し

もっと上手く、もっと強く、選手達の為に、もっともっと・・・・

気がついたら、10年以上が経過し

地区を制覇し、県内に名前の通る

チームになっていて、13名しかいなかった選手も

43名まで膨れあがっていました。

ふと立ち止まってみると

知識と気持ちが大きく膨れ上がった自分がいて

僕の周りに集まる選手達との距離はゆっくりと離れ

父兄さん達との距離も離れ、自ら信頼のあるコーチ達に

「監督は孤独なんだよ」なんて酒の席で話をする

訳の解らないモンスターとなっていました。

心からトレーニングで笑えない。選手の前で笑えない。

トレーニングで楽しめない。選手に楽しみを与えない。

自分が悪い事だと度々理解していても譲らない

理屈ばかり並べる「頭でっかち」の自分が嫌いなタイプ。

サッカーだけを指導する化物に変身している自分を

ジュニア指導から離れて、気づき、感じている。



ジュニアユースの監督になって2ヶ月が経過した。

選手達に色々な事を求めている以上、自分が素直に

選手達に接する事を心がけています。

誉める事は認めるという事

叱るとは改善してほしいと願う事

選手達と一方通行にならないよう話をします。

僕は、指導者ではなく仲間(チーム)である。

監督ではあるが、仲間でもある。

君達が大好きだ!

気持ち悪いかもしれないが

そんな事も笑顔で、本気で話をする。

それが、自分のスタイルであるから・・。

今までの経験を無駄にする事はできない。

今までの十数年のサッカーの関わり

選手達との関わりがあったからこそ

今の自分がある。

選手達のサッカーの1ページに残る

自分がモンスターではいけない。

先日の合宿のトレーニングマッチ

選手達は成長を感じさせてくれた。

見ていて楽しかった。ワクワクした。

彼達の苦しい表情が輝いて見えて

彼達の笑顔で心が落ち着いた。

「人は過ちを繰り返す生き物」

しかし

これからは、選手達と共に

共存共栄してチームを導いていく。

サッカーを指導するだけの
固定観念に縛られた一方通行の
訳の解らない人間は腐るほどいる。
モノマネだけのピエロも
腐るほどいる。

選手達と共に
何を求め、何に苦しんで、何に感動していくか

素直に自分のスタイルで

知らしめる!ではなく

知ってもらう!

気持ちよく、前に進みます。