子どもたちの長期休みの時期は、小中学生の患者さんが増えます。それとも関連して歯列矯正の患者さんも、相談も含め増えますね。
永久歯の全体的な矯正治療ですと、マルチブラケット装置といって、通常それぞれの歯の外側に直接ブラケットやチューブをつける装置を使う場合がほとんどです。それと比較して成長発育期を利用した小児矯正治療ですと、歯並びがデコボコの場合、第１段階として歯並びの幅を拡大する装置などを使ったり、前歯が上下逆に噛み合った反対咬合の患者さんでは、まず上の前歯を裏側から前方に押し出して噛み合わせと下顎の位置を改善する、というように、将来のためのダイナミックな改善を主として行います。
矯正装置の技工は通常の技工所では一般的ではないこともあって、私自身が作製しています。これは昨日つくった３種類の装置。
左上は下の前歯の歯並びがデコボコの患者さん。上と比べて幅が狭いので、拡大することで歯並び噛み合わせとも改善が期待できるので行うことにしました。拡大は取り外し可能なプレート型の装置もありますが、ワイヤータイプの方がかさばらず、装置が壊れたり使わないなどのトラブルが少ないこともあって、確実に拡大できますので、私的にはこちらを好んで使用しています。
右上はトランスパラタルアーチといって奥歯が前に寄ってこないようにする装置です。この患者さんはかなりの出っ歯で、改善するためには上の両側の４番目の歯（第１小臼歯）の抜歯が必要です。マルチブラケット装置で前歯を後ろに動かす時に反作用で、特に上の奥歯は前に移動しやすいという特徴があります。これをできるだけ阻止する装置です。
最後に下の装置は、上の一番奥歯（第２大臼歯）が両側とも外側に傾斜していて下の対する奥歯と噛み合っていない患者さんの装置です。歯並び的には前歯の問題も若干ありますが、今回は奥歯のみの治療ご希望でした。移動したい奥歯の手前にL型のループを曲げて、この弾力性を利用します。
どの装置もまずは奥歯に矯正用バンドを適合させて歯型をとります。それをもとに、このような作業模型というのをつくって技工します。
以上、いろんな装置の紹介でした。
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TVドラマなどはついつい観てしまうことはあるのですが、最近DVDで映画を観るのは少しご無沙汰でした。平日はなかなかまとまって観る時間がとれず、週末は何かとイベントが多いということもあるでしょう。昨日は久しぶりにDVDをレンタルしました。邦画で「BECK」。私も学生時代はバンドもどきをしていた時期もあったので、劇中の音楽も含め、つい引き込まれてしまいました。BECKのメンバーは、最近売れっ子の男優さんが揃えてありますので、そういう面でも単純に楽しめる部分はあるかもですね。
評論家的にはいろいろ批評もあるでしょうが（佐藤 健の声が聴けないとか）、私は単純に直感的に楽しめましたので、それでOK。
バンド名は飼い犬の名前から取るのですが、私的にはBECKと言えばJeff Beckという孤高のギタリストを連想します。今でも活躍中ですが、全盛期のころの楽曲をコピーしたりしてました。来日の折、もちろんコンサートにも行きましたが、偶然に新天町を一人で歩いているのに出くわしたという思い出があります。
ちなみにBECKという映画、気がついてみると２時間半近くの長い映画でした。
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当院は、虫歯や歯肉炎予防のために定期健診を受けている患者さんがかなり多いと思います。3か月間隔くらいで来院してもらっています。
小学生くらいになると、上下の前歯が生え換わり、奥歯も乳歯の後方に6歳臼歯が出てきます。この時期になると、保護者の方も子どもたちが自分で結構歯をみがけると思って、仕上げ磨きがなくなる場合も少なくないようです。
ここでご用心。子どもはまだまだ自分だけでは上手に磨けません。意識せずに歯ブラシを使うと、どうも歯ブラシを前後に動かすのが主になるんでしょうね。奥歯と前歯以外の部分、すなわち乳歯部分は程々磨けていますが、肝心の新しく出てきた永久歯、すなわち前歯と一番奥歯は磨けていないんですね～。そこで保護者の方は、永久歯を中心に時々仕上げ磨きをお願いしたいんです。
平均的には小学校3、４年生で自分磨きが主、時々保護者の方の点検と仕上げ磨きというところです。
歯磨きができていないと虫歯になるか？ 6歳臼歯は特にかみ合わせ部分の虫歯リスク高いのが、出てから３、４年です。前歯はいきなりは虫歯になりにくいのですが、サボっていると小学校高学年くらいで、歯の生え際や歯間虫歯が発生します。その前に前歯で典型的に見られるのが歯ぐきの腫れや歯石です。乳歯時代と違って、歯の裏側も形態的に歯垢が残りやすいといえます。また歯が出てはいるものの、歯並び的にも発育途上でややでこぼこしていたり、完全には出ていないため歯ぐき部分のポケットが深めで汚れが残りやすいというハンディもあります。
子どもたちも、言われれば磨くことはできるけれど、ついつい何となく忘れてしまうというのが現実のようです。定期健診を続けながら、次第に自分のこととして歯磨きを意識できるようにすることも私たち、特に歯科衛生士の仕事ですし、腕の見せ所だと思います。
歯垢を染めだします。小学校２、３年生ではこれくらい歯垢が残っている場合も珍しくありません。
何しろ永久歯ですから、保護者の方油断大敵。
この患者さんは、あえて永久歯のみ染めだしをしています。ミラーイメージで下の永久歯前歯の裏側。
乳歯ではこのように歯垢が残っている場合はほとんどありません。もともと歯石が付きやすい場所ですので、歯垢が歯石化していきます。
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義理の弟のバンドがライブをやるというので、家族皆で出かけました。場所は以前のブログでも紹介したサウンドバー、ブリック。オーナーは歯科医師でもあるのですが、ステーキレストラン「煉」との掛け持ちで、実質歯科医師はできなくなったようです。聞くと、オーナーと義理の弟は大学のバスケットボール部の先輩後輩の関係であって、このバーのオープニングを記念してライブを行うことになったとのこと。
活動も長く、オヤジバンドではありますが、歯医者にしとくにはもったいないようなほぼプロのレベル（実際、ゲストはプロもいました）。楽器を自在に操れる才能が羨ましくもありましたが、本当に皆音楽が好きなんだな～と思わせてくれました。
一旦ライブが終了してから、番外編でリクエストOKということでしたので、ビートルズのノルウェイの森を即興でお願いしました。
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FMラジオを聴いていると、今回の大震災の被災者の方々、そして日本国民皆を励ますため、東京FM系列で様々なミュージシャンからホープメールとともに音楽が届けられています。TVはいわゆる報道とそれに対するコメントが中心ですが、ラジオは報道だけでなく言葉や音楽がが気持ちを動かすという部分を感じます。もちろん物資やインフラは必要なのでしょうが、気持を支えるものとしての言葉や音楽の力は小さくないと思います。また、最近のコミュニケーション、メールやツイッターなども情報とともに気持を支えるものとして役立っていますね。
昨日土曜日、昼休みにFMでカウントダウンジャパンを聴いていたのですが、ゲストにサカナクションのボーカル、山口一郎が出演していてインタビュー、メッセージとともに「ルーキー」が流されました。他の曲もそうですが、こういうときに聴くと違って聞こえます。
そして、夜、今度はNHKテレビを観ていると、トップランナーという番組でサカナクションが登場。長男はいわゆるJ-Rockが好きで我が家でもいろいろ流れていてサカナクションという名前といくつかの曲は何となく認識はしていましたが、改めて聴くと、ちょっとこれは違う、と思いました。
今日は午前中ツタヤに行って、まずはサカナクションのアルバムを１枚レンタル、そしてFacebook関係の本を購入。
当院のHPは５年ほど前開院して、まだ時間的余裕があるころに、携帯版も含め自前で作成。それから間もなくブログも始めました。歯科業界というのはこの分野では遅れていましたが、今やHPがなくては土俵に上がれないというような時代になりました。もちろんHPももっと工夫すれば経営改善に繋がるのかも知れませんが、私はそこまで興味はありません。
ブログは私だけでなく、スタッフも楽しくやってくれているようですが、ほとんど好きなことを公開しているだけです。最近スタッフにツイッターもやってみようかと話したら、早速ブログリンクをしているようです。私としては細切れに時間を使えないので、ツイッターというよりもFacebookでコミュニケーションができたらな～と考えています。もちろんそれで患者さんが増える効果があったら有難いけど。
ちなみに山口さんが言っていましたが、ツイッターで「上を向いて歩こう」の歌詞で始めたら、続く歌詞をどんどんフォローされたそうです。ある種、一緒に歌っているいるという感覚。
ブログのBGMは一応、サカナクションのGO TO THE FUTURE。
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