聯想が新体制発足後初のノート PC 発売、IBM ロゴは継続 | FB・ITニュースアーカイブス2005-3

聯想が新体制発足後初のノート PC 発売、IBM ロゴは継続

中国最大手のパソコン(PC)メーカーである聯想集団(レノボ)は11月22日、ノート PC「ThinkPad Z60」シリーズを発売。
IBMのPC部門買収 後初のノート PC リリースとなった。

「Z60t」はフレームにマグネシウム合金を用いて抗圧性を高めたのが特徴で、最低価格は1万5,899元。重量は2.07キログラムで、モニターは14インチ。防水にも配慮した設計で、キーボードの上から水をかけてもマシン本体の中には入らず、排水孔から流れ出る仕組みになっているという。

今回発売されたシリーズには「IBM」のロゴが入っている。中国の一部メディアでは、聯想が5年間の使用期限を得ている「IBM」ブランドを前倒しで放棄する、との報道もなされたが、聯想集団の副総裁で中国エリア総経理を兼任する陳紹鵬氏はこれを「曲解だ」と否定。「IBM のロゴがついた Think シリーズは多くのユーザーが長年にわたって慣れ親しんだものだ」として、「IBM」「Think」の両ブランドの歴史とそのユーザーを重視する姿勢を示し、「5年という時間がある。急いで外すことはない」と述べた。

同時に、「ユーザーが好まなくなった場合にのみ外すことを検討する」として、IBM との契約にある5年という利用期間にこだわらないことを示唆。陳氏は当面の戦略として、「『Think』ブランドの業務規模を3年間で2倍に拡大することを目指す」と強調。2006年1月29日の春節(旧正月)後には、Think ブランドの関連スタッフを210人に増員することをも明らかにした。

ただし、2006年にイタリアのトリノで開催される冬季オリンピック大会への提供品には「IBM」のロゴを使用しない方針を表明。理由については、「簡単なことだ。聯想はスポンサーだが IBM はそうでない。IBM ブランドを使うのはおかしな話だ。面倒はおこしたくない」と説明している。

これから約3週間前には、聯想集団 CMO(最高マーケティング責任者)のディーパック・アドヴァニ氏が、すでに世界規模で Lenovo ブランドによる展開を開始していることを明らかにしている。北京市で開催された「レノボ・オリンピック・ウィーク」イベントに参加した際に述べたものだが、Lenovo をメインブランドとする戦略を世界規模で実施することを明確に打ち出した。さらに「Lenovo ブランドの寿命は少なくとも100年」とも強調してみせた。

聯想が IBM のブランドを5年間にわたり使用する権利を獲得したのは、元 IBM ユーザーの流出を防ぐのが最大の目的だった。しかし、現在のところ流出状況は深刻ではい。そのため、聯想は製品から「IBM」のロゴを外すと同時に、「Think」シリーズの伝統カラーであった「黒」を使わない製品を発表するなど、製品から IBM 色を取り除く戦略を予定より早く進めている。





(2005.11.29/japan.internet.com)