
GTDとは、David_Allenの提唱した仕事術で、彼の著書の「Getting Things Done」の頭文字をとったものです。
考え方としては、昔からある、1度にひとつのことにだけ集中することが出来れば
人の生産性は劇的に向上する、という考え方に基づいています。
ちなみにこれは真実です。
七つの習慣の内容をシステム手帳に反映した「フランクリンプランナー」なども
こういった考え方を実践しやすいようにした商品です。このひとつのことだけに集中することを
gmail + Firefoxのプラグインとして実現しようとしたのがこのGTDinboxになります。
2週間ほど試しに実践してみてますが、まず心理的に非常に気楽です。
写真のように受信トレイがいつも空っぽなので気分がいいです。
具体的には、受信したメールを以下のように分類します。
・next action → 緊急。今日中にやらなければならないこと。
・action → 急ぎ。今週中にやらなければならないこと。
・waiting on → 待ち。若しくは他に先のタスクを先にこなさいと進まない、など。
・someday → いつかできたらやろう、程度のもの。
また、2分以内に済むモノに関しては、分類せずにその場で片付けてしまいます。
ここまでが基本的な流れになります。
あとは、重要なモノからひとつひとつ片付けて、ラベルがついているタスクを減らしていくだけ。
ゲームのような感覚で仕事をすることができて、タスクをドロップすることが減ります。
これ以外にも、「プロジェクト」という概念だったり「コンテキスト」という概念がありますが、
この辺を理解するのは後回しで良いかと。。。
簡単に言うと、GTDの基本的な概念は、「より具体化されたタスクとして全ての事柄を表現する」ことなので
「プロジェクトAを片付ける」ではなくて、
「○○さんに電話をして資料の確認をとる。」「B社さんに発注をする」「Cさんと最終確認をする」
などのように、次に取り組むべきタスクを明確にするという指針があります。
その際に、プロジェクトという概念を用いて管理しようとしています。
また、期限付きのタスクを、プロジェクトで管理しても良いと思います。
また、コンテキストは「いつか役に立つかもしれない資料」や、「年末にまとめてチェックする資料」、
「人生の中でいつか叶えたい夢」などをグルーピングするといいかもしれません。
こういったカスタマイズの箇所は本質的にはあまり重要ではなく、本当に重要なことは
一度にひとつのことだけをキチンと片付ける。それも特に重要なことから・・・という部分です。
このコンセプトを見失うと、どんなツールも完全に無駄になりますのでご注意あれ・・・。
と言うわけで、久しぶりにお仕事のお話しでした。ちゃんちゃん♪