サイダーラジオでも、なんどかお話していますが私は岸信介にも安倍晋三氏にもなんに興味関心もありません。こういうサイズの人たちを扱うのにはふさわしい人がおられると思います。

3回ほどサイダーラジオで岸信介を取り上げたのはあくまでも児玉誉士夫さんという人が戦前、戦後に「右翼の大物」化してゆく大きな流れの中で笹川良一さんと、岸信介さんの存在は大きな準拠枠だった筈なのでそれを完全に無視したりすることは無理であって、基礎的な知識は必要だろうという考えです。それはそうなのであって、なにか岸信介さんその人のその生涯について思いを馳せるとかいうような大それたことを考えた事は一瞬もありません。

岸信介さんの生い立ちで、預けられて育った時期のお話が、割合印象に強く残りました。さらに上杉慎吉のグループとの距離感の取り方も非常に面白く多くを学べる瞬間のような気がします。

とても自分の能力で追えるようなスケールの人物ではないので、生育期だけでも素地を確かめるというかたちで児玉誉士夫さんとのさまざまな差異を押さえておきたいですね。こういう人と児玉誉士夫さんが合宿状態になっていたという、巣鴨プリズンはいわゆる「災害ユートピア」とは呼びがたい、災害ディストピア
Dystopiaだったことが伺われます。

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サイダーラジオ8.1 妖怪岸信介のプロファイル その1

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