実は今年は久しぶりに大河ドラマを録画して鑑賞しておる。
基本的に国内の連続ドラマを続けてみることがなくなった私であるが、直江兼続という人のことを全く知らなかったことと、兜に愛という文字を掲げていたということに大変興味をもって1月からみておる。やっと1週間遅れまで追いついたところである。
基本的に売れてる俳優を使う路線は嫌いなのだが、みてみると意外によい。妻夫木氏のルックスは、さわやかな印象でありなんとなく役柄にぴったりである。こういうドラマを見ていると、役者目当てにドラマを見る人の気持ちも分かってきた。いや、妻夫木氏はいい男である。実に。何となく私もファンチックな目線になってきておる。考えを改めねばならぬかもしれぬ。
ただ、楽しくみておるのであるが、話しの作り、各事件事件の解釈等々、ややご都合主義的過ぎないか、と思う面はあるのである。子ども時分に両親がみておった大河ドラマと比べても、エピソードの解釈や全体の流れとしても重厚さが足りぬようにも思われ、例えていえば、友情、努力、勝利を旗印とする少年漫画雑誌を読んでいるような軽い気持ちでみておる。
しかし、毎回泣くのである。友との友情、兄弟間の愛情、主君への忠誠、そして何より上杉の義を貫こうとする姿。ベタであるのだが、悔しいながらも比喩ではなく毎回泣いておる。それもあって妻夫木氏に対してはファンチックになっておるのであるがな。
こういう楽しみ方は以前はバカにしておったが、楽しめるようになるといいものだと思わせてくれたドラマ制作陣、妻夫木氏には感謝をしたい。
しかし石田三成氏の髪型はどうにかならぬものか。せっかくかっこいい俳優さんであるのに(名前覚える気なし)。
M弁護士