禁止の携帯持参で丸刈りの連帯責任 | 福岡若手弁護士のblog

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福岡県弁護士会HP委員会所属の弁護士4名によるBLOG
(ただしうち1名が圧倒的に多いですが、だんだん若手じゃなくなってるし)

 福岡県宮田町の町立宮田中学校(山本俊一校長、280人)で、

男子テニス部員1人の校則違反に対し、顧問の男性教諭(27)が部全体で

連帯責任を取るよう指導し、部員7人全員を丸刈りにしていたことが12日、

分かった。学校側は「指導に行き過ぎがあった」として保護者に謝罪した。

当初は嫌がっていた2人を含め丸刈りになったという。

(西日本新聞のニュース速報から引用)。

 詳細は2005年10月12日の西日本新聞の朝刊に記されている。西日本

新聞のホームページで本文を引用しようとしたら「会員登録が必要」と閲覧

自体拒否された。なに考えてんだ、この新聞社は(`へ´#)。

 内容は次の通り。校則で携帯電話が禁止されているのに、テニス部の1人が

持ってきた。顧問が「部全体で連帯責任を」と言ったところ、部員同士で

話し合い、最初は2人反対したが、最終的には全員丸刈りにすることを

決めた。翌日、学校で顧問がバリカンを使って各生徒を丸刈りにしている

様子を、非常勤女性講師が「似合う」と言いながらデジカメで撮影

していた。保護者から苦情で学校側が事態を把握して、顧問が各家庭に

「行き過ぎた指導」ということで謝罪に回ったとか。

 本質は2つ、自主的な丸刈り申し出は校則違反の責任のとりかたとして

量刑相当かと、校則違反をしていない部員まで連帯責任を取る必要が

あったかである。前者は、高校生でも喫煙やバイク登校等の校則違反で

丸刈りになった同級生もいるけど(わたくしの経験談)、携帯電話違反は

口頭注意にとどめるべきでは。後者は、明らかにおかしいと思うが、実は

大人の世界では連帯責任というのはたまに見受けられ(例:ある部署の

1人が不祥事を起こした場合、ほかの構成員がどれだけ高評価を

あげても、組織として当該年度はその部署は表彰しない取り扱い)、

理由のない連帯責任自体が社会から撲滅されているとはいい難い点も

この際認識しておきたい。

 ところで、丸刈りといえば、わたくしの中学時代は男子は強制丸刈りで、

女子は皆おかっぱであった。外人からみると「ここは少年刑務所か?」と

思うかもしれないね。

ろぼっと軽ジK