エイベックスのまネコ商標登録中止 | 福岡若手弁護士のblog

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福岡県弁護士会HP委員会所属の弁護士4名によるBLOG
(ただしうち1名が圧倒的に多いですが、だんだん若手じゃなくなってるし)

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20051001k0000m040043000c.html


2ちゃんねるでは、祭りになっておったが、ついにエイベックスが、のまネコの商標登録を中止するらしい。


のまネコ、とは、o-zoneの「恋のマイアヒ」がスマップのおかげで、一般にも大ヒットしていることに気をよくしたのかどうか分からぬが、エイベックスがキャラクターを作ってしまい商標登録しようと動いておったものである。


知らない人が見れば、何でもめているのか分からぬと思うが、要は巨大掲示板2ちゃんねるで市民権を得ている、AA(アスキーアート)のネコのパクリであるということである。


もともと「恋のマイアヒ」自体が、最近になって流行ったというわけではなく、数年前から、ネットで独特の響きから話題になっていたのである。それゆえ、ネット由来の流行ということで、キャラクターについても、AAを流用したのであろう。デザインした人自体が、2ちゃん等のAAに「インスパイヤ」された、旨認めておる。


2ちゃんねる住民には限られないのであろうが、様々なフラッシュやgifアニメ等で、モナー、ギコネコ、しぃ等といったAAキャラを使って様々な名作が作られており、市民権も得ておる。エイベックスに商標登録されて、そういった創作活動に制約が課されてはかなわん、というのが、おそらくこの問題が盛り上がった原因であろう。


妙な盛り上がりを見せ、浜崎あゆみのロゴに「インスパイヤ」されたとおぼしきキャラクターを「のまタコ」として商標登録しよう、等という動きも見られていたところであり、やじうま的興味で眺めておったが、一応の一段落がついたようだ。


しかし、エイベックス側の言い分である、「インスパイヤ」も実にいかしておる。


カタカナ表記であるので、どうでもいいが、どっちかというとインスパイアではないかと思われる。


inspire→霊感を与える・示唆する・喚起するというような意味があり、要はインスピレーションを与えられて新たな創作意欲をかき立てられました、ってなことをいいたいのであろう。もともとの単語には、剽窃、という意味はない(と思う。英語に詳しくないので分からぬが)。この場合に、このような言葉を使うのが適切なのかどうか分からぬが、実に便利な言葉のようである。


例えば、私が本を発表し、既存の論文の語尾を、です、ます調に変更し、形容詞等をちょっといじっただけの文章を自分の文章として載せておったとしても、「いや~、○○先生の文章にインスパイヤされましてね」という言い訳がとおりそうな気がするので不思議である。きっととおらないのであろうから、よい子の皆様はまねしないように。


もともと、あそこの会社の所属歌手(アーティストという言葉は嫌いなので使わぬ)の曲は、いろいろなものにインスパイヤされまくっておるような気がするので、企業体質といえば体質なのかもしれぬ。


エイベックス側の言い分に理がないなぁと思っておっただけに、今回の殺人予告云々を理由にした中止の仕方は、企業としてはなかなか賢いなあ、と思わされた。経営という視点から見れば、なかなか優秀である。


まあ、hattenといい、ジンギスカンのモスカウといい、何故今頃こんなものが?というものがネットでは流行ってしまうので、それに乗っかるにしても、そのまま乗っかるのはなかなか難しい。結局、スマップがスゲーってことですね。今回は。

2ちゃんねらーサイドがまとめた、のまネコ問題についてのまとめサイト

http://www.bmybox.com/~studio_u/nomaneko/index.php


これによると、まだ問題は終結していないようで。確かに、殺人予告って自作自演っぽいなぁ。


M弁護士