このたびの熊本地震により、亡くなられた方々の御冥福をお祈りするとともに、被災された方々に対し、心よりお見舞い申し上げます。
私は、プロスポーツ界の将来の経営を担うスポーツエグゼクティブを育成するJリーグ初の一般向けスポーツ人材開発講座である「Jリーグヒューマンキャピタル」(以下、JHC)を受講しており、講座のJリーグ村井チェアマンによるトップスピーチの際に、今回の震災による試合の延期に関する判断は、日本サッカー協会でも、Jリーグでも、ロアッソ熊本の社長でもなく、選手が判断して決めたということを聞きました。
ということで、
なぜ熊本に行ったか?
それは、試合の延期を決めたのは、"選手達"ということを聞き、選手を応援するなら、出来るだけ早く現地に行って選手を応援するのが一番ではないか。と考えたからです。
偶然にも、現地を訪問したJリーグ関係者や熊本所属選手のマネジメント会社の知人から現地の状況を聞くことができたので、4月28日夜に東京を出発して弟の車で熊本に向い29日に到着し、5月6日まで約1週間強、熊本空港ホテル エミナース付近で益城地域の方と一緒に生活しながら車中泊で滞在しました。
今回のブログでは、被災された方々にご配慮しつつ、私は、現地の状況を出来る限り伝えたいと思い、綴ります。それは、現地の状況を知って頂くことで、何か支援が出来ないかと、より多くの方が想像して頂くことが、幅広い支援につながると信じているからです。少し長文となりますが、ご容赦ください。
現地での始めの具体的な活動は、ロアッソ熊本の選手も登場した「おもいっきりあそび隊」にて、ファザーリング・ジャパン九州(以下、FJQ)の仲間と絵本読み聞かせブースを作ったことでした。ロアッソ熊本の選手たちは、午前中に自主練をして、午後から自主的に決めた場所に勢力的に訪問して物資を届けたり、子ども達と触れ合ったりしており、本当に頭が下がります。そうしたこともあり、私は応援したいという気持ちで、こちらにも駆けつけました。
と言っても、ロアッソ熊本の選手や現地の若者が、しっぽ取りやバーベキュー、釣りなどで、現場を盛り上げていたので、絵本の読み聞かせをする場面はなかったのですが、ビニールシートを広げたことで、子ども達が休憩時に寝転がる場となりました。それはそれで、良かったと思います。(あくまでも現地の方々のフォロワーに徹することが大事であり、たった一人でも安らぎを感じてくれれば嬉しかったからです。)
尚、子ども達が集まるということで、FJQの仲間が飲み物やお菓子など、子ども達が喜びそうなものを託していただいたので、そうした物資もご提供することができました。
道中は、こんな感じで、ところどころで倒壊した建物がありました。こうした状況を見ながら、なんとなく、東日本大震災の時と状況が異なることを感じ始めました。
阿蘇に通じる道は、通れても、このような状態のようです。(知人より)
翌日からは、元サッカー日本代表 巻誠一郎選手presentsの"Your Action Kumamoto"の協力をさせて頂き、避難所へのマットの配達の支援をしました。1人でも多くの方にお届けできるように、助手席を含めて、車いっぱいに詰め込みました。
色々と車で動く場面がありましたが、場所によっては、渋滞に巻き込まれると余震で道路側に建物が倒れてきそうなところも多数ありました。被災者の方には申し訳ないのですが、現地に支援に行く際にどういったリスクがあるか気持ちの準備を含めて参考になればと思い、いくつか掲載します。
尚、熊本に支援に行かれる方は、現地の最新の道路状況を把握した上で活動することを望まれます。(私は日々現地の方から道路状況をお伺いし、渋滞に巻き込まれず、建物が少ない道を選択して行動するようにしてました。)
川沿いの道は、崩れてしまって通行ができません。
現地では、地震よりも風雨に耐えうるために、他地域よりも重い瓦を使用されているケースが多いようです。
アパートやマンションのような建物も被害を受けています。
道路側への倒壊の恐れもあるので、渋滞を作らないこと、巻き込まれないことも重要なので、初めて現地に入る方は、せめて初日はどなたか案内をしてくださる方と行動した方が良いかもしれません。
その他、私は、U-23サッカー日本代表の手倉森監督が嘉島町に訪問する際の準備や同行サポート、熊本空港ホテル エミナースにサッカー日本代表のハリルホジッチ監督が訪問した際に、サッカー協会の方々や現地の仲間と共にお手伝いを行いました。
巻選手は、ハリルホジッチ監督が訪問したのが子どもの日だったため、同場所でも、ロアッソ熊本の選手と共に、キッズセーバー、ASJ、ジョリーパスタさんと連携して、子ども達にケーキをプレゼントしてました。
今回は、サッカーの代表監督がイベントっぽく訪問しましたが、地域のサッカークラブの子ども達及び保護者同士が、地震以降に初めて会えたケースも多く、お互いの近況を話すことで、子ども達も保護者の皆様も安心してホッとした様子でした。こうした集まる場を提供することは、コミュニティ支援としては、非常に喜ばれたと感じました。
蛇足的になりますが、私は、経営コンサルタント(中小企業診断士)でもあり、東日本大震災の支援経験から、経済的復活なくして復興はないと考えております。身近な益城町の農家の方が、何ヶ月先かの収穫に向けて、家の片付けもせずに、頑張られているので、先々の出荷量が落ちないように、微力ではありますが、数日間に渡り、農薬散布や唐芋の苗取りと植え付けをさせて頂きました。
以上、サッカー関連の支援を中心として書き綴りましたが、ロアッソ熊本の選手の精力的な活動や、地域のサッカークラブ、熊本県サッカー協会の「絆」を強く関じ、まさしく表題にもある通り、「サッカーのチカラ」に感銘を受けました。
そして、熊本にてお世話になった皆さんに感謝申し上げると共に、これからも熊本を支援し続けることを、私は約束します。
鮫島一彦
<その他の活動・情報>
・FJQのメンバーと一緒に動きながら、これまでの現地の方の声を伝えたり、避難所の中の様子を紹介したり、支援のスタンスや話を聴く方法、現地の方との繋がり方、若者との関わり方、神戸や東日本大震災との違いに関する考察、車の運転を含めて、持ち物や宿泊場所、現地に入る際に私が心がけているのことなどを含めた危機管理など、何かの役に立てればと思い、私が東日本大震災後に延べ数十日に渡り東北を支援してきた経験を伝えました。
熊本に同行してくれたFJQメンバーは、今後とも、強い味方になってくれそうです。
・特別養護老人ホームにて、職員の方々のお子さんの保育園や学童等が休止していたため、キッズルームを急遽設置されていたので、そちらで絵本の読み聞かせを行いました。
・現地の新聞では、全国版と異なり、地域の方々に関する情報が多数掲載されてました。
<関連サイト>
巻誠一郎選手presentsの “Your Action Kumamoto”
http://your-action-kumamoto.jp/
ロアッソ熊本
http://roasso-k.com/
熊本県サッカー協会
http://kumamoto-fa.net/
日本サッカー協会による社会貢献活動
http://www.jfa.jp/social_action_programme/
ファザーリング・ジャパン九州
http://fjq.jp/



























