皆さん、こんにちは。

 

今回は巨人の原辰徳監督について思うことを書きます。原監督が2018年のシーズン終了後に監督に復帰し一昨年・昨年とペナントレースは優勝しましたが、日本シリーズはいずれもホークスに4連敗のストレート負けを喫する有様でした。

そして、ペナント3連覇と日本一を最大の目標を掲げて今季に臨みましたが、9月に入って失速し優勝争いから脱落するどころか今月になっても立て直しはおろか更におかしくなってしまい一昨日の敗戦で10連敗となってしまいCS進出すら怪しくなっている始末です。

 

この3年間で個人的に感じたことは彼は「全権」では活きない監督であることです。どういうことかと言いますと今回は以前に監督したときと異なりチームの編成だけでなくコーチ陣も身内で固めてるに近い布陣で「うるさ型」の部類に入る人物が皆無です。ここ最近の失速ぶりはこういった点に原因があるように感じてならないのです。

 

実際、第2次政権(2006~15年)にてあれだけの長期政権になったのは3連覇を2度達成したことが大きな要因であり、1回目の3連覇を成し遂げたときは伊原春樹氏をヘッドコーチとして招聘しており、2回目の3連覇のときは川相昌弘氏がヘッドコーチを務めてました。この両者とも原監督とはある意味では対照的な経歴の持ち主であり「うるさ型の参謀役」に適してる人物でもあります。これらのことから原監督は伊原氏や川相氏のような参謀役がいてこそ活きる監督であって「全権」を任せるタイプの監督ではないと考えます。

 

余談になりますが、これはプロ野球の監督に限らず会社組織でもこのような人物はたくさんいるのではないでしょうか?どんなに地位が上がったりしても何でもこなせる人物なんてそうそういないでしょう。自分と考えが異なる人物や自分に厳しい意見を言う人物も側近に置く必要はあるということでしょう。それがチーム(組織)を支える存在になり得るわけであって「イエスマン」ではそうはならないでしょう。こういうことを考えますと組織に必要なことは何か?ということを我々はもっと考えなければならないのだなと感じます。

 

それでは、今回はこの辺で失礼します。