皆様、おはようございます。

今回は広島東洋カープの低迷の要因について書きます。

前回の記事で佐々岡監督について書きましたが、カープの低迷の要因は監督だけではないと見てます。最初に気になったのは二軍・三軍も含めた首脳陣の顔ぶれです。ほとんどが現役生活カープ一筋か他球団経験者でもカープの色に染まってる方達です。これによってどうなるかというと「カープの野球」しか知らない人達ばかりになりチームの成績(選手の成績)が思うようにならないときに対処する引き出しが少なくなり指導法もワンパターンに近い感じにしかならないのではという懸念も出てきます。

現に16~18年にカープは3連覇を成し遂げてますが、確か野村謙二郎監督の時代からこのときまでは生え抜きだけではなく外様の指導者も何人かいたように記憶してます。カープが強くなり優勝できるようになった要素はこういう部分が大きかったと見てます。今はそれが全くなくなってしまったために采配や指導法の引き出しが少なくなりなかなか成績が上がらない要因の一つとなってるように見受けられます。

 

次ですが、監督・コーチの人事が流動的すぎることです。2019年のシーズン終了後に緒方監督から佐々岡監督に引き継がれましたが、恐らくこれは予定されていたものではなく流動的なものと見てます。理由は前回の記事でも書きましたが、佐々岡監督のやりたい野球が未だにはっきりと見えないことから監督になったときの準備がなかったのだろうということが見えてしまうのです。この例に限らず過去を遡ってもこういったプランニングをカープから感じたことは一度もないです。これはカープに限った話ではないですが、監督・コーチの人事は中長期的なプランニングが全くなくチームのOBの再就職の場でしかなくなってるところが低迷の要因を作っているように感じてなりません。

 

次は反感覚悟で書きますが、カープファンにも低迷の要因があると見てます。カープファンの質の悪さは阪神ファンといい勝負と言っても過言ではないくらい酷いものと見てます。試合に負けようものなら監督の采配等にケチをつけ人格攻撃にまで発展するのは日常茶飯事でチームの現状を冷静に見てるような要素もまるでなく「俺が采配したら間違いなく勝ってた」と言わんばかりの書きよう(言いよう)には呆れるしかありません。今のカープの低迷は現場(グラウンド)だけでも妥当なものであって監督・コーチだけの責任ではないです。こういうファンが蔓延ってるようではこの低迷は長引いてもおかしくないでしょう。

 

最後にチームの低迷を嘆く気持ちはわからなくもないけど監督やコーチだけにその矛先を向けても何も良くならんよ。目先の勝敗だけに囚われず数年先を見据えた見方ができるかどうかが最大のキーポイントなんだよ。これはフロント・現場・ファンの全てに求められることだよ。このことを理解しない限りあなたたちには栄光は訪れんよ。

 

じゃあの!