エレナが、呼んでいる。エレナが、呼んでいる。 それだけで、サイファーは強くなれた。 「うおぉおおおお!!」 目の前のメガディスを一刀のもとに切り捨て、サイファーは鬼神のごと く、更に奥深くへと吸い込まれるようにして、導かれるようにして 入っていく。 彼自身の、かけがえのない、小さな天使のために。 「この世界は幻想。幻。実体のないものに、何も求めることは出来ない、 何も期待することも、夢を持つこともない・・・はずだったのに・・・」