日本一周の自転車旅に出るために最も重要な自転車の購入をした。旅の友として購入した自転車はジャイアントグレートジャーである。この車種を購入するにあたって、細かな情報がなかったので、今後の旅人たちのため、また自己満足のために、この車種の特徴について徹底解剖を試みる。
・株式会社ジャイアント
そもそもジャイアントとは、知らない人もいるかも知れないが、自転車業界ではかなり有名なメーカー。自転車を知っている人には言わずと知れたメーカーである。町中を颯爽と走っている自転車のフレームを見てほしい。大きな文字でGIANTと記されていることが多くある。
ジャイアントは台湾で誕生したメーカーである。ヨーロッパ、アメリカにも拠点を置き、1989年に日本法人【株式会社ジャイアント】を設立。現在では日本各地にジャイアントショップを出店し、日本人にはお馴染みのロードバイクメーカーとなった。値段は業界の中ではお手頃な価格で、本格的な自転車を初めて買う人にとっては、手に入れやすい。さらに歴史と実績から日本人の大好きな安心・安全を提供し、高いコストパフォーマンスを約束してくれる。サイクルショップの店員さんが歴史・実績・コスト面からお勧めしてくれることも多く、町中で見かけることも多い。店員さんがお勧めしてくれる辺りも、安心・安全を垣間見ることができる。ロードバイクにまたがって颯爽と町中を走り去る姿はまさにライダーだ。
参考:http://www.giant.co.jp/giant17/about_02.php
・ジャイアントグレートジャーニー
GIANT GREAT JOURNEY 2017(ジャイアント グレートジャーニー)
さて、著者が旅の友に選んだグレートジャーニーについて紹介していこう。ジャイアントの数ある車種の中でも特別な車種であろうグレートジャー。特徴はロングツーリング用のバイクであること。自転車で旅に出ようと思った人は、必ずと言っていいほどこの車種の購入を検討し、実際に高いシェアを誇る。自転車で旅をしている人が最も乗っている車種ではないだろうか。
値段は10万円。ツーリングバイクの中では安価だ。サイズは360(XS),430(S),480(M)mmの3種類。自分に合ったサイズはショップの店員さんに聞けばベストなものを選んでくれるだろう。2017年の色はミッドナイトブルー1種類。色は毎年変更しているようだ。今年のの車体の色は個人的に好みの色だったのでうれしい。
参考:http://www.giant.co.jp/giant17/bike_datail.php?p_id=00000061#overview
・キャリアとツーリングバッグ
↑前キャリア ↑後ろキャリア
自転車について素人の著者は細かなスペックについて、語ることはできないが、実際に買って気づいたことがいくつかあったので紹介する。まず、この自転車を買うと前後のキャリアとキャリアに引っ掛けるツーリングバッグ(計4つ)がついてくる。これがあればすぐにでも旅に出ることができる。さらにこのツーリングバックの収納力が半端ではない、ほかのツーリングバックと比べても、これほど大きいものはなかなか見当たらない。このバッグいっぱいに荷物を入れたとき、重すぎて自転車をこげないのではないかと不安になるほどだ。不安要素もある、このツーリングバッグは防水加工になっていない。バッグにかぶせるレインカバーもあるようだが、突然の雨などを想定し、防水のツーリングバッグを新規に購入するのも一つの手だ。
著者は防水に対して敏感なため、新規に防水加工のあるツーリングバッグを購入した。新規購入する人にとって、初期装備でついてくるツーリングバッグ×4つが無用の長物となることは少し残念だ。(ツーリングバッグ分、価格が安くならないものか…と考えてしまう。)
余談だが、前のキャリアにモンベルのツーリングバッグを設置しようと試みたが、完全にはまることはなかった。これはオルトリーブのツーリングバッグにも当てはまる。キャリアの棒(円)の部分がボルト設置のためにバー(長方形)状態になっていて、棒を囲うタイプのモンベル・オルトリーブは中途半端な設置になってしまう。著者は設置方法を模索中だが、設置に成功したら紹介したい。
↑初期装備のバッグは上が金具になっていて簡単に引っかかる。下はゴムひもを伸ばしてフックをキャリアに引っ掛ける単純な構造。
↑フロントキャリア。長方形状になっている。
↑オルトリーブのバッグ。棒を囲う仕様のためフロントキャリアにしっかりつかない
・ハンドル周り
ハンドルはドロップハンドル。まさにライダーのハンドルと言っていい。著者は初めてのため、まだ使いこなせていない。さらに中央付近には補助ブレーキもついている。シフターのブレーキと補助ブレーキを場面によって使い分けることができる。ショップの店員さん曰く、「補助ブレーキは町中で使うと便利」と言う。最近ではシフターから出ているシフトワイヤーをバーテープ内に収納できるタイプも増えてきたらしく、ドロップハンドル特有の昆虫の触角のようなケーブルを見ることができなくなる日が近いようだ。
↑補助ブレーキ
・スタンド
DOUBLE LEG KICK STAND ダブルレッグキックスタンド
グレートジャーにを買ったとき、一緒に買った唯一のものがスタンドだ(3000円)。ジャイアントの正規品のセンタースタンドで、折りたたむとひとまとめになる優れものだ。スタンドの底部にはネジがついているため、おそらく高さを調節することも可能なのだと思う(未検証)。現状では、設置角度が悪いのか、自転車をこいでいると左足のかかとにスタンドが当たることがある。
スタンドはネット通販やホームセンターでも買うことができるが、サイズや設置できるかをよく検証したほうがいい、場合によっては「長い場合は電動のこぎりで切ってください」などの注意書きがある。電動のこぎりなんて持ってない家庭がほとんどだろう。
参考:http://giant.co.jp/giant12/acc_datail.php?p_id=A0000106&c_code=01
↑折りたたむとひとまとめになる
・ほかの細かなところは写真と一言コメントで容赦していただきたい。
ダウンチューブ。ボトルホルダーは前に乗っていた自転車のものを引き継ぎ。
ダウンチューブの裏のボルト。ボトルホルダーをつけるにはシフトワイヤーが干渉してしまいそう。スペーサーが必要。
トップチューブ裏のボルト。
シートチューブのボルト。こちらにはスペーサーが初期装備。
ギア 前3段階、後8段階 計24段階
バルブキャップ(青)は前の自転車より引き継ぎ
クッション性のあるサドル。前の自転車より引き継ぎ。
ツーリングバッグのメーカーは3M
以上が素人から見た、ジャイアントグレートジャーニーの紹介だが、購入する方々の一助になればと思う。