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治癒__信仰、意味、愛、家族の力

家族関係が親密なことは、長期的な健康状態にとっても重要だということが明らかにされている。


カリフォルニア州医療局は、アラメダ郡に住む6,848人の人たちの健康状態に影響を与える


行動的、社会的、心理的要因を研究した。その結果、社会的ネットワーク___つまり、


”親しく”、気兼ねなく付き合え、話し合えたり援助を求めたりできる集団___は、


健康および長寿を占う最も重要な要因だと言うことがわかった。また、親密な社会的


ネットワークを持つ人たちは、他の点で不健康な生活習慣を持っていたとしても、


死亡する危険性は低かった。それに対して、社会的孤立は、心臓発作や死を激増させることが、


他の研究から明らかになっている。要するに、グロリアの内面的信仰、生きる意味、愛する力、


家族とのかかわりは、臨死体験(NDE=near-death experience )によって


すべて高まったということだ。こうした要因はいずれも、病気の回復や健康の有力な


予因子になることがわかっている。







~~~癌の治癒に関する心理的要因~~~~~


日本の九州大学医学部の医師たちは、最小限の治療しか、あるいは全く治療を


おこなわなかったにもかかわらず、末期の癌が退縮した5人の患者について、


実証的な証拠をあげて報告した。癌を克服して生存を続けた、こうした注目すべき


事例の謎を解く重要な鍵は、患者の持つ信仰だった。その全員が、『運命ないし神の


ご意志に自らを完全に委ね』ていた。たとえば、ある患者は、自分の癌を


『神のしからしむるところ』と感じ、『何の不満もない。何が起こるとしても、


起こるべくして起こる』と述べている。またある患者は、『私の命のある限り、


気分を一新して神に奉仕をする。必要な時に神から命を取ってもらえば


それでけっこうである』と語ったという。別の患者は、次のように説明している。


『私は癌そのものを別に怖いとは思いませんでした。


それは私に宗教があったからだと思います。


・・・・・信仰は、ただ自分が助かりたいという生への執着からのものではなく、


私を助けてくださった神に感謝するという気持ち、それだけです。』







 これらの患者たちも、自分の人生に深い意味があることを、身をもって知った。


自分が所属する宗教団体の教師をしていた患者は、教主から、『あなたが今日まで


やてこられたそのことが、教団にとって大きな功労であり、大事な宝なのです』


と言われた時、『感極まって涙を流した』という。別の患者は、『伝道や巡礼に』


全国を駆け回っていた。また、ある患者は、『漢詩を朗読したり、友人達とちょっとした


旅行にでかけたり』などの気分転換に喜びを感じていた。





 また、末期の癌を乗り越えた、これらの生存者たちは、神や教会や家族という


親密な社会的ネットワークの中で愛に包まれていた。たとえば、ある女性患者の家族は、


当人が癌という診断を受けた後、非常に思いやりが深くなり、親切になったという。


そして、その報告によれば、患者をその愛で守り、長年の自滅的な生活態度から


解放したというのだ。この論文を書いた医師たちは、これらの患者の信仰と家族が、


その生活における意味や愛とともに、何らかの形で『患者に内在する自然治癒力を


完全に活性化』させた、と結論している。これは、臨死体験後のグロリアの事例で


私が見つけたと感じたものと全く同じだった。