今週の透析状況。

 

 

2/26(月)除水量 3100(ドライまで)
(前週2600 ▲500
・穿刺こてつくん
・ドライは100kg


2/28(水)除水量1900(ドライまで)

(前週1900 ±0
・穿刺はっしー

・ドライは100kg


3/1(金)除水量 2200(ドライまで)
(前週1600 ▲600
・穿刺こてつくん

・ドライは100kg

 

今週は仕事でくたびれたので、ちび(8)から「筋トレやんないの?」と言われても、「疲れてるから今日はパス」と逃げていたら除水量が増えた。

 

まあ、増えたとは言っても全然範囲内なので問題ないし、血液検査の結果もカリウムやリンの値は大変よいと褒められたので、別に気にしない。

 

こういうふうに数字だけ追っていくと全容を見失うことがあるから怖い。

 

体調が良いというだけでいいじゃないか。筋トレさぼって除水量増えても。

 

(とかなんとか言いつつ、週末からまたちゃんとやることにしたが)

 

 

 

 

 

先週の木曜日、嫁ちゃんがセリアでクッキーの型を仕入れてきて、またぞろ変なクッキーを焼いていた。

 

犬の頭を持つ死の神アヌビス

 

ハヤブサの頭を持つ太陽神ラー

 

ツタンカーメンのマスク?

 

なぜか大仏

 

俺「変な型ばっかりだな!」

 

嫁ちゃん「ええんや! 次に狙うのは鳥獣戯画の型や!」

 

俺「これはヤだな。食べたくないぞ。まだエジプト神や大仏の方がマシだ」

 

嫁ちゃん「あんたは黙って食っとればええ。焼くのはうちやから」

 

俺「ま、そりゃそうだけど」

 

 

 

 

 

先週の金曜日。

 

ちび(8)が麻婆豆腐を作っていたので横で写真を撮らせてもらった。

 

先にニンニクとネギとショウガを炒め

 

十分香りが出たらひき肉を投入

 

ガシガシと力強く混ぜながら炒める

 

嫁ちゃんオリジナルの秘伝ツユを入れて

 

適当に切った豆腐を投下

 

とろみ付けに片栗粉水を投下

 

俺「なるほどなー。麻婆豆腐ってこういうふうに作るんだ」

 

ちび(8)「したごしらえはむりだから、ままにやってもらうけど、いためて、にるのは、できるようになったよ」

 

俺「大したもんだ」

 

で、おいしくいただいた。

 

ちび(8)が製造責任者としての心配からか、「あじはどう?」としつこく聞いていたのが面白かった。自分で料理を作るとやっぱり味は心配になるらしい。

 

 

 

 

 

なんてことをしていたら、翌日の土曜日からちび(8)が熱を出した。

 

37度後半から38度後半を行ったり来たり。

 

俺「学校は行けそうか?」

 

ちび(8)「んー、ふらふらするから、むりかも」

 

俺「よし。なら休め」

 

うちは子供が学校を休んでも頓着しない。

 

そもそも皆勤賞などというバカでアホな賞をぶら下げて、調子が悪いのに登校させるようなクズ教育には断固反対である。

 

そういうブラック企業御用達の奴隷を製造するための洗脳教育が戦後ずっと続いているのは間違いであることを、そろそろ我々大人たちが気づかねばならない時が来ていると思うのだが。

 

で、ゆたぼんが真面目に学校に行き、SNSも全部封印するという快挙を成しえている裏側で、うちのちび(8)は一週間の特別休暇を取ることになった。

 

えらいぞゆたぼん

 

毎朝ちびの様子を見ていたが、鼻水、痰、咳などが止まらず、高い時は39度近くまで熱が上がったこともあり、結果として一週間休んだ。

 

で、一週間後。3/3の日曜日。

 

小学8年生を読めるようになるまで回復した。

 

 

ついでに、今まで欲しがっていた語彙力図鑑と、子供の科学も買ってやったところ、むさぼるように読んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

嫁ちゃん「何しろ、ちびの今年の目標が『語い力を高める』やからな。これはちびにとってはタイムリーやで」

 

俺「この齋藤孝って、有名人なの?」

 

嫁ちゃん「この先生はなー、ちび(8)がよく見とるNHKの『日本語であそぼ』の監修をしておられる方や。お姉ちゃんも大好きでよく見とったなー。やつが国語に強いのは、この先生のお陰もある」

 

俺「へえ。そうするとうちは、NHKの受信料は元取ってるな」

 

嫁ちゃん「十分に利益出とる。子育て世代にEテレは欠かせんし、クソみたいな民放で見る番組なぞあらへん。アホな芸人のクソなベシャリ芸や、大根役者のつまらんドラマでの下手な演技を見てもどうにもならん。人生の無駄や」

 

俺「ま、確かに」

 

民放は本当に見るものがない。ここ二十年近く、ほとんど見ていない。

 

タレントもバカばっかりだし、見たいと思えるツラしたやつもいない。

 

本当に芸能界やテレビ界はレベルが地に落ちていると思う。

 

まだYoutubeの方がマシだ。

 

 

 

 

 

嫁ちゃん「で、こっちの雑誌やが」

 

俺「子供の科学?」

 

嫁ちゃん「せや。これはな、ちび(8)が敬愛しとる元気先生も読んでいた雑誌でな、ちと難しいやもしれんが、トライさせる意味で買うたった」

 

ちび(8)がYoutubeで元気先生のチャンネルを登録して、暇な時にしょっちゅう見ているのは知っている。

 

 

俺「元気先生はおいといて、これはどんな雑誌なの?」

 

嫁ちゃん「小学3年から中学3年と幅広い読者層に向け、科学分野の知的好奇心が高い子供達向けに作られた雑誌や。論より証拠、中見てみい」

 

俺「どれどれ? へえ。すごいじゃん。AIなんか扱ってる」

 

嫁ちゃん「いつもやのうて、たまたま2月号が生成AI特集やってん。あんたの使ってるAIも載っとるやろ」

 

 

俺「本当だ。でもこれ、大人の初心者にもいいんじゃないか? わかりやすくまとめられているし、子供向けじゃもったいない」

 

嫁ちゃん「せやろ?」

 

ちび(8)「……(黙々と読書中)……」

 

俺「で、それだけ本を読めるようになったんなら、明日から学校行けるな」

 

ちび(8)「えー」

 

俺「何が、えー、だよ」

 

ちび(8)「でも……ぐあいがわるくなったら、いけないかも」

 

俺「そりゃそうだが」

 

ちび(8)「いけるか、いけないか、わかんないかも」

 

俺「はあ!?」

 

嫁ちゃん「これはいつものことやが、ちび(8)は休んだ後、現場へ復帰するのに、ちいと高めのハードルを自分の心の中にこさえてまうんや。で、それを飛び越えるのに躊躇する」

 

俺「そうなのか?」

 

ちび(8)「……」

 

嫁ちゃん「友達がこいつのことを忘れとったらどうしようとか、休んだ分、空気が馴染めないものになっとったら怖いとか、いろいろ考えてまうんや」

 

娘(19)「姉ちゃんもそれあった! でも、休みが伸びると、どんどん行きづらくなるよ! 早めに復帰しちゃった方が気が楽になるよ!」

 

俺「まるで社会復帰不可能になった引きこもりのニートだな」

 

ⓒぼっち・ざ・ろっく!ⓒはまじあきⓒ芳文社ⓒまんがタイムきららMAX

 

 

 

 

 

俺「社会が怖いやつは社会に出ないで部屋の中で朽ち果てて延髄からキノコはやして腐って死ねばいいが、お前はそうなりたいのか?」

 

ちび(8)「やだ」

 

俺「お前が嫌な気持ちになってるのは、人間なら誰でも感じることだ。それは外部の誰が悪いわけでもなく、お前の心が生み出したものだ。だから戦う相手はお前自身の心だ。誰を責めようが、その気持ちはお前の心から湧き出るから、お前の心を宥めない限りはなくならない」

 

嫁ちゃん「せやで。大人にもあるで。そういう気持ち」

 

ちび(8)「そうなの?」

 

嫁ちゃん「では、聞いてみるで。明日、仕事に行くの、嫌な人!」

 

俺・娘「はーい!」

 

嫁ちゃん「家でゴロゴロしたままゲームしたり動画サイト見たりしたい人!」

 

俺・娘「はーい!」

 

嫁ちゃん「天から金が降ってくるなら仕事なんかしたくない人!」

 

俺・娘「はーい!」

 

嫁ちゃん「てなわけや。誰でもブルーになる時はある。そういう時に、自分の心と対話して、ひと踏ん張りして頑張れるかどうかが、大事なんや」

 

俺「そうだぞ。引きこもりのニート野郎の中には、医者から鬱病と認定されちまったやつもいる。ああいう連中は、もう自分で頑張ることはできなくなっちまったんだ。薬の力を借りて生きてるだけが精いっぱいになっちまったんだ。ああなったら、事実上、人生終わりだ。人間として終わりだ」

 

嫁ちゃん「それは言い過ぎやけど、まったく間違ってもないで。踏ん張れる時に踏ん張っておかんと、メンタルは鍛えられん。やから頑張って行かんとな。それとも、本当に具合悪いんか?」

 

ちび(8)「そうでもない」

 

嫁ちゃん「なら行け。で、無理なら帰ってこい」

 

ちび(8)「んー、そうする」

 

俺「そりゃーお前な、家でコタツに入って好きな雑誌を読みながら毎日ゴロゴロして生きてられりゃ幸せだろうが、それをそんな小さいうちからやっちまうと、本当に弱い人間になっちまうぞ。踏ん張れない人間になっちまうぞ」

 

ちび(8)「わかった。ようすみて、行ってくる」

 

俺「本当に体調が悪けりゃ休んでもいいが、引きこもりのニートみたいな弱っちい精神の持ち主になるんじゃないぞ。それがわかってりゃいい」

 

ちび(8)「わかってる」

 

 

 

 

 

追記:月曜日。ちび(8)は無事に登校したそうで。

 

(↓こうなったら死んだ方がマシだろ?)