こんにちは、株式会社リトルグローブです!


今日は・・・大樹のうた  という映画をご紹介します!




インドの名匠レイが人生をかけて作った、畢生の大長編人間ドラマ3部作の完結編。


身寄りを失ったオプーの安アパートでの作家修行、ひょんなことで降りかかった結婚と早産による妻の突然の死などが、悠々の大地のリズムで描き出される。

放浪するオプーが父性に目覚めるラストが感動的。


製作・監督・脚本はサタジット・レイ、原作はビフティブシャーン・バナールジ、撮影はスブラタ・ミットラ、音楽はラヴィ・シャンカールが各々担当。出演はショーミットロ・チャタージ、シャルミラー・タゴール、アクロ・チャックラヴァルティ、シャパン・ムカージーなど。

サタジット・レイ、インドの監督ですね、カルカッタ生まれのね。
この映画『大樹のうた』、だんだん樹が大きくなって太くなって立派になるあたりがおもしろい。
どこがどうと言えませんけど、この人の、サタジット・レイの映画、ちょうど日本の内田吐夢の作品とそっくりですね。見事にどんどん時代が変っていくところがいいですね。

「大地のうた」三部作 の最終章、母とも死別した 主人公のオプー のその後を描いていきます

映画 が始まると、大学 を2年で終了、その後、卒業 を待たずに学校を後にするところから 始まります

前作で登場した 親友 のプルー との関係が今回の物語の中心になるのです が、演出スタイル 映像 の完成度が若干前二作と変わっているのに気がつきます


クローズアップ が多くなってくるのと、鋭い感性 によるインサートカット が格段に少なくなって、どちらかというと平凡な作品になっているように思いま す。


三本を一気にみると、やはり主人公オプー の物語がその幼い頃から よみがえって感慨深い大河ドラマになっているようで、何ともいえない感動も呼び起こされました

作品の質は第一作の「大地のうた」がダントツ レベル が高いで すが、三本を一つの 作品として楽しむだけ十分な値打ちのある映画 だったと思いま す。