20171203-1 NAHAマラソン参戦記(第2編・レース前半)
(第1編からのつづき)
本編はレース当日のスタート前の様子から、レース前半について書きます。
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【レース概要】
NAHAマラソンは今回が初めてですので、まずはレース概要について
沖縄(本土)で開催されるメジャーなレースには以下の2つがあります。
NAHAマラソン(12月)
おきなわマラソン(2月)
名前からすると開催時期だけの違いに見えますが、そもそも開催エリアが違うんです(2月の参戦記でも触れましたが…)。
沖縄本島を大まかに分けると
中心部の「那覇」と「北部・中部・南部」の4エリアに分類されるそうです。
NAHAマラソンは那覇地区と南部地区が舞台になるのに対し、おきなわマラソンは中部地方が舞台となります(那覇地区はかすりもしません)。ちなみに北部を舞台とするフルマラソンは残念ながらありません。
特に前半は上りベースかつアップダウンが多いランナー泣かせのコース。20kmを境に下りに転じ、残り10kmは基本的に平坦なコースとなります。
エイドやトイレの分布状況はどんな感じでしょうか?
関門も設置されてはいますが、NAOANの現在の走力なら余程「何かない限り」引っかかることはないと思います。
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【どう攻めるか?】
上りベースの前半は坦々と控えめのスピードで耐え忍び、後半ペースを上げるのが自然な流れかな…
あとは気象条件がどう作用するかでしょう。
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【当日の参加統計と雑感】
大会翌日には大会主宰の沖縄タイムスから統計情報が早くも公開されました。
出走人数:24,874人
(エントリーは28,000人程度)
完走人数:17,342人
完走率:69.72%
う~ん、完走率は昨年より16ポイント上がったとは言え、本土のレースと比較すると20ポイント以上低いですね。今年はそれほど条件は悪くなかったハズなんですが…
数字の上では本土をベースとする者としてはなかなか理解し難いところです…
でも、走ってみて思ったのが、渋滞によりなかなか全体のペースが上がりにくいために「いつの間にか時間切れ」になるケースや、沖縄独特の蒸し暑さから「熱中症によるリタイヤ」が多くなるからではないかと…
特にペースが遅い上に道幅が狭いため、なかなか自分のペースで走れないのがもどかしい。前半は上り基調でもあり、ペースがウルトラマラソンよりも遅いため(キロ7分から8分)本当に完走できるのか心配でかなり焦りました。
さらに驚いたのが、かなり早い段階でAブロックやBブロックのゼッケンを付けたランナーがどんどん落ちてくるということ。
NAHAマラソンの申告タイムって結構いい加減なんですかね(笑)。渋滞するのが分かっているため、できるだけ前に位置取りしたくて身の丈以上(それも遥か上の)のタイムで申告しているのかな?コースが渋滞気味になるのはこのような事情もあるからではないでしょうか?
そして今の時期の暑さはかなり体にこたえます。NAOANが居住する東京の朝の気温は5℃以下、日中の最高気温は10℃ちょっとです。体もそれについて行こうと必死です。それがいきなり最低気温20℃、最高気温25℃の環境で走ったらどうなるか、素人目に見ても結果は明らかですよね(熱中症になるリスクが極めて高くなるということ)。
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【ここからはレース当日の話です】
起床は午前4時です。
レースのスタートは午前9時です。スタート前に朝食をエネルギー変換し尽くすには5時台には朝食を摂りたい(遅くとも6時過ぎ)。
でも、ホテルの食事は7時からになってます。残念ながらホテルの食事はあてにできない。
また、荷物預けの期限は8時、ブロック集合期限は8:20とかなり早い。7時朝食開始ではいくら会場が近いとは言え間に合わない。
そのため、朝食は外に出て自前で調達することにします。
国際通りからは外れますが、バーやスナックが建ち並ぶ一角に煌々と明かりが灯るお店が…
「お食事処 三笠」さんであります。
そして何よりメニューが大変豊富。どうやらテイクアウトもできるみたい。
NAOANが訪れたのは午前4時半。かなりお酒が入ったとおぼしきお客さんがほとんど。カウンターには完全に酔い潰れたお客も約1名(笑)。
朝というより、深夜のラーメン屋の雰囲気。
見た感じ、ランナーはいなさそう…
NAOANはゴーヤチャンプルー定食をライス大盛りにしました。今日の暑さに打ち勝つにはスタミナが勝負!朝からしっかり食べます。
味もなかなかのもので、価格もリーズナブルでお薦めです。
食後、ホテルに戻って出走準備と帰り支度をします。今日はゴール直後に帰京するため、着替え以外はホテルのフロントに預けておきます。
今日は沖縄県庁前・国際通りに出没です。
これからモノレールで会場に向かいます!
改めて写真を見ると、鼻下の髭の剃り跡が気になるなぁ…
やはり他の仮装ランナーさんのアドバイスどおり(軽く)化粧した方がいいのかな(笑)。
無料の荷物置場もあるにはありますが、ランナーがあまりに多いだけでなく、降雨の可能性もあるため有料のサービスを利用しました。
スタートまでは足踏みをしたり(混雑しているため準備運動はできない…)、黒砂糖を食べたりして待ちます。
それにしてもこの散らばり方は、明らかにポイ捨てが横行している証ですね。
この状況、ゴールまで変わることがなく、マナーの悪さが目につきました。
それと男性ランナーの立ち小便の多さ…
これはどう見てもみっともない!
いよいよ本格的な上りがランナーを苦しめます。ただ、気温はこの時点ではまだそれほど高くはありませんが(でも20℃は超えてます)、湿度が高いためかなりしんどい…
このあたりは南風原町になるのでしょうか?
スポンジは積極的に摂取して頭や背中を冷やすようにします。
そう言えば、NAOANはマラソンを初めてようやく2年目になろうとしてますが(初レースからは1年10ヶ月)、始めの頃はなぜエイドに大量のスポンジがあるのか理解できませんでした(笑)。
まさかランナーという生き物はスポンジを食べるのか?
それとも、このスポンジは撒水の代わりにランナーに投げつけるものなのか?
帰ってから本気でググったものです。
今ではしっかりお世話になってますが…
NAHAマラソン一番の試練は実はこれからなのかもしれません。
さあ、このあとどうなるか?
(第3編に続く)