20140830 駆け足の秋の予感・八甲田にて
もう冬を迎えようとしているこの時期、何とも季節はずれなタイトルの記事(笑)
風化しかけた記憶を掘り起こして・・・
今年は8月に入ってから大型台風の上陸やら連日の雨で、夏らしい夏を感じることもなく、いつの間にか秋になってしまった感がある。それも9月に入ってからは加速度が付いたようなスピードで紅葉が進んでいきました。
こうした紅葉の進み具合の変化は一見唐突な感じがします。
でも、実は8月後半にはそれを予感させるような兆候が既に北日本には出ておりました。
それは、不完全燃焼気味の夏山シーズンの締めくくりに八甲田に遠征した際に強く感じており、秋山の山行計画もぞれに応じたものにする必要があると強く思った次第。
北アの紅葉の前倒しは、その時点で確定的だったと言えましょう。
そんな、早足の秋を予感させる八甲田への山行記です。
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8月30日(土)1日目
8月はあまり好天が続かず、お盆直前にかろうじて白馬は行けたものの、それ以外はまったく山行らしい山行はできていなかった。そんな状況が続く中、早くも8月が終わろうとしていた。8月最後の週末、どこか山に出掛けたいという願い虚しく、日本全国ほとんどの地域が雨模様となった。
この際遠くてもよい!どこか山に行けそうなところはないか?と物色する。
どうやらかろうじて青森以北の北日本は晴れているようだ。
さすがに土日だけで北海道は無理なので、本州最北端・八甲田に出掛けることにした。
東京駅を8:20発の新青森行きのはやぶさ5号で一気に新青森まで向かう。
11:20には新青森駅到着だ。正味乗車時間は3時間を切る。
東京出発時点では雨模様だったものの、北上するにつれて青空が見えるようになる。
しばらくぶりの青空だ!
新青森駅に降り立つとそこには抜けるような青空が広がっていた。
新青森駅からは十和田湖方面に向かう定期観光バス:みずうみ号で八甲田ロープウェイの乗り場に向かう。残念ながら青空は平地のみで、折からの湿度が影響してか、山には雲がしつこく纏わりついているようだ。
それもロープウェイ乗り場の直前には雨が降り出す始末・・・
なかなかうまくいかないものです。
・°・(ノД`)・°・
ロープウェイ山頂駅への到着は既に13時を回っていた。
それでも昨年秋の山行の感触から、大岳山頂を経由したとしても、今宵の宿である酸ヶ湯には16時過ぎには到着できると踏んでいた。
山頂駅を出発して間もなく、いよいよ雨は本降りとなった。
おまけに雷まで鳴る始末・・・
かなり近いところでの雷鳴であったことから、今日は縦走をあきらめて通称「宮様コース」を経由して酸ヶ湯に下山することにした。
昨秋も来ている山なので、登頂へのこだわりは特になかった。
上毛無岱に差し掛かった頃、ようやく雨も止んだ。
これまで結構雨脚が強かったため周囲の景色にあまり注意を払っていなかったが、ここにきて周囲を見渡すと、既にキンコウカをはじめとした植物の草紅葉が始まりかけていた。
さらにカエデやナナカマドの灌木も色を落とし始めてきており、既に紅葉の準備が始まっていることを実感した。
「もう、夏は終わったんだな~」
縦走をあきらめたことから想定よりも早く、15:00過ぎには酸ヶ湯に到着してしまった。
酸ヶ湯温泉は人気宿であるが、今日は夏休み最終週ということで若干空きが出ていたようだ。ただし旅館部の部屋は満室だったことから、昨秋とは異なり「湯治棟」の部屋に案内された。
建物本体はかなり年季が入っているものの、内装はリニューアルが進んでいるようで、あまり不便さを感じない(旅館部と極端な差はないように思います)。旅館部との唯一の差異は、食事が部屋食でなくなる点だろう。
酸ヶ湯と言えば温泉が名物。
まだ8月末なので、ややもすると暑い日もあるが、今日はとても涼しく(いや少し肌寒いくらい)温泉にはもってこいだ。
料理は食事処で供される。
湯治部での宿泊の場合、通常簡素な食事となるが、食事だけ旅館部と同じものに変えることは可能とのことから食事だけアップグレードしてもらっていた。
酸ヶ湯の食事は特に山に特化した訳でもなく、また「青森」を前面に押し出した感じもない献立となっている。これは推測ですが、あまりに観光地化し過ぎた結果、お客の好き嫌い意見を取り入れすぎて結局特色の薄いものになってしまったのではなかろうか?
折角なのだから、もっと「青森色」や「山の幸」を取り入れたらいいのになぁ
美味しい食事ではありますが、ちょっとインパクトが薄い感じ・・・
結局この日は温泉に入ったり読書をしたりとまったりとした1日であった。
天候がすぐれない東京を東北新幹線はやぶさで脱出です!
(ノ´▽`)ノ 
夏休み最終の週末ということもあり、普通車は満席
やむを得ずグリーン車で・・・
東京駅には全国各地の駅弁が並ぶようになり、どれにしようか迷います。
今回は仙台の駅弁「仙台牛しゃぶしゃぶ重」をいただきます。
朝からいきなりビール・・・
(;^_^A
添付された胡麻ダレを付けて食べるようです
新青森駅は東京とはうって変わって抜けるような青空♪
でも、山は曇りがち・・・
(ノ_・。)
笹と針葉樹が多いですが、湿原の草は僅かに紅葉がはじまっているように見えます
ようやく雨も上がり、わずかですが光芒も見えます
紅葉の名所:毛無岱ですが、さすがに紅葉にはまだ早いです
でも湿原の草はやはり色が落ちてきているようです
今年も見事な紅葉になるんでしょうか?
(´∀`)
紅葉はしてませんが、よい眺めです・・・
でも良く見るとカエデは既にかなり色が落ち、冷え込みが強くなれば一気に紅葉しそうな感じです。8月末にしてこの状態ですから、北日本や東日本の標高が高いエリアではかなり紅葉は早くなることでしょう。
個体差はありますが、ナナカマドはもうこんなに紅葉している株もあります。
今宵の宿、酸ヶ湯温泉に到着です
昨年秋は旅館部に宿泊しましたが、今回は「湯治部」に宿泊します。
「湯治部」ですので、共用の炊事場もあります。
実際、山ヤさんらしき方々が自炊してました。
もう少し寒くなったら、部屋で自炊で「鍋」というのも悪くないな~
:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
建物自体はかなり年季が入ってますが、内装は改善されており、旅館部とそれほど差は感じられません。部屋食にこだわらないなら、リーズナブルな湯治部も悪くないかも。
エントランスロビー
旅館というより「ホテル」の佇まい
ロビーにあったミニねぶた
今回は湯治部宿泊ですが、食事は旅館部と同じものを予約
ただ、あくまで「湯治部」ですので食事処で供されることになります
秋田からお越しのご夫婦と歓談しながら楽しい夕食・・・・
(≧▽≦)
夜、小腹が空いたのでカップラーメンを購入
8月31日(日)2日目
2日目は朝から概ね晴れ。
ただ周囲には相変わらず雲が立ち込めているため、この晴れも長続きはしないだろう。
朝風呂やら朝食やらで、結局宿を出たのは9:00過ぎとなった。
今日は酸ヶ湯から毛無岱を経由して大岳山頂に至り、大岳からまた酸ヶ湯に戻る周回コースだ。昨秋とまったく同じコース取りだ。
しばらくはブナやカエデなどの広葉樹メインの樹林帯を行き、やがて下毛無岱に至る。
広大な草原に正面には北八甲田の山々が聳えて見える。上を見上げると昨日とはうって変わって真っ青な青空。でももう夏の空ではなく、秋を感じる爽やかな空だ。
青空の下、快適な木道歩きが続く。
上毛無岱から大岳避難小屋まではちょっとした急登。
避難小屋到着直前にやや雲が多くなり、大岳山頂に差し掛かった頃には完全にガスに包まれてしまい、残念ながら山頂からの眺望はまったく利かなかった。
やはり晴天は長続きしなかった。
しばらく様子を窺うも変化する兆しが見られないことから酸ヶ湯へ下山する。
昨秋は酸ヶ湯で昼の弁当を注文したが、それほどハードな行程ではないので弁当は注文せず、下山してから酸ヶ湯で蕎麦でもすすろうかと思っていた。
酸ヶ湯に到着後、食事処で蕎麦を食べ、帰りのバスが来るまで温泉に浸かる。
何やら登山に来たのか湯治に来たのかよく分からない山行となってしまった(笑)。
2日目は朝から好天
木漏れ日差し込むブナの森を進みます
気温は低めで、すっかり秋の風情・・・
キンコウカはもう紅葉してます
静かな湿原を大岳に向かって歩きます
池塘に映る青空
ようやく大岳の全貌が見えてきました
今のところ山頂まで見えていますが、背後の雲が気になります
晴れてはいるものの、雲が纏わりついている
後半は曇り、いや雨になるかな?
キレイな青空♪o(^▽^)o
山頂も近くなってきました
雲に覆われる前に登頂したいなぁ
避難小屋を越えて大岳への最後の急登に取り付きます
残念ながら大岳山頂は雲の中となりました・・・
下りは眺望も利かないので、初秋の花々を楽しみながら下山・・・
雨こそ降ってませんが、かなりガスが濃くなってます
酸ヶ湯温泉まで戻ってきました!v(^-^)v
再度温泉に入り、東京に戻ります