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スピリチュアルブームですね。
ちょっと乗っかって私の経験を書いてみようと思います。
結論から先に書いちゃうと
ネガティブな気持ちになったり疲れたときは
それを吐きだすことが絶対に必要だということ。
さもないとろくでもない結果を引き起こすということです。
２３歳くらいのときだったかな。
その頃私は信用金庫で働いていましたが
まあ～～仕事が苦痛でしてね。
二言目にはしんどい、疲れた、もう辞めたいと言ってました。
（でも結局7年務めた）
今振り返ると本当にしんどかったし私には金融事務は不向きで
あれはただの愚痴じゃなくて本心だったってわかるんですけどね。
転職してからどれだけ合わない仕事をしていたか痛感したものです。
でも辛くても嫌でもしんどくても仕事を頑張るのが当たり前だと思っていたし
みんなそう思ってそれを疑う人はいない時代でした。
そしたらね、あるときその当時の彼氏にいわれたんです。
「お前はいっつもしんどいしんどいって言って聞く方も嫌になる」
「生きて仕事しとったら誰でもしんどいのあたりまえやろ」
というような感じのことだった。
今考えるとその当時その彼氏もフリーターだったような気がするので
どの口が言ったのかと思いますけどｗｗ
それを言われたとき私はいいようのない悔しさに襲われました。
こんなやつにいわれたってのもあったし（自分の彼氏に対してあれだけどｗ）
図星でその通りだと思ったんですよね。
仕事がしんどくてもそれはみんな一緒で
ガマンして働いてお金をもらうことこそが社会人としての務めなのだし、と。
しんどいから辞めるのは単なる逃げであって
心が嫌で嫌でやめたくても踏みとどまり、転職しないのが美徳だと思ってた。
「嫌です、やめます」は簡単なことだと思って。
それに自分にも同期にも負けたくないって言う気持ちもあったしね。
負けたくない、認められたい、ちゃんとしてるって思われたい。
そんな気持ちで超イヤイヤ会社に行ってました。
心底仕事が嫌いだったｗｗ
で、そんなときに妹が持っていたスピリチュアル系の本をたまたま読みました。
そこにはいわゆるポジティブ神話みたいなことが書いてあった。
相当昔に読んだので内容は忘れたけどとにかく覚えて居るのは
頭の中でしんどいって思ってたり嫌な気分になった時は
「・・・今のは、うそうそ～♡」って思いましょう。
って書いてあった。
素直な私は「そうすればいいんだ～」と思ってあるときから
どんなにしんどくても「しんどい」という言葉は使わなくなりました。
あと、「疲れた」も。
そうすれば幸せになれるのかと思ったの。
頭の中では「はあ～、しんど！」と思っても
「って言ってもだいじょうぶやけどな！」などと思いなおしたりしていたの。
そうするとですね、一見生活が変わったように思いました。
確かに嫌なことも減った気がしたし、いいことにフォーカスできるようになった。
でもそんな生活が何年も続くとものすごい弊害が出てきました。
自分がどんなに苦しくてもしんどくてもそれを言えなくなってしまったんです。
しんどいばっかり言ってる自分を変えたくて、
（今考えたら意地張らずにさっさと仕事やめりゃ救われたのに）
いつもポジティブで幸せな人になりたかったから
一度サラッと読んだだけの本の内容をかたくなに守り続けてしまったのです。
しんどいと全く言えないわけではないし、愚痴も言っていましたが
なんというか、しんどいと思うことは悪いことだとかネガティブな発言をすることとか
助けてほしいときにタスケテとか、甘えたいときに素直に甘えたいとか
そういうことが肝心なときに言えなくなってしまったんです。
つまりは心の声を無視し続けてしまったのですね。
押さえつけてガマンして無理やりポジティブシンキングにしようとしてしまった。
そもそも私は全然そういう性格じゃないのにｗｗ！！
例えば仕事を辞めて専業主婦のころ。
遊びに行って帰ってきて思わず「あ～、疲れた」と口走ってしまった時には
「あ、そんなん言うたらあかんな、仕事もせんと遊びに行って何がしんどいやねんなぁ。うそうそ、疲れてない、ちょっと足が靴擦れ～」みたいなことを言ったりしていました。
こういうことを非常によく言っていましたね。
だってほんとはしんどいから「しんどい」と口を突いて出るｗｗ
でもそれを無理やり違う方向へ捻じ曲げて居たのですよ。
なんだかだんだん問題がすり替わっているんだけど
自分はしんどいなんか言っちゃいけない、
何か嫌でもポジティブでいなきゃ、
ってどっかで思うようになってしまったんだと思う。
だってそうするとステージが変わるとか
幸せのスパイラルがどうのとか書いてあったんだもん。
（今思い出した）
私はちゃんとしてないテキトー人間だから
100％ポジティブになり切れなかったしいい子ちゃんとはずっと程遠かったけど
それでも私なりにとても一生懸命ポジティブになろうとしたんだぁ。
で、最終的に私がどうなったかというと
死ぬとこまで行くほど体を壊しました。
今だからハッキリとわかるのは、ココロの声を無視して
自分を押し込めてしまったせいだってことです。
自分で追いつめてしまったんですね、比喩ではなく、死ぬほどにね。
まあね、馬鹿正直に実行しすぎだよね。
スピリチュアルにそんなに興味があったわけでもないし
のめりこんだとかそんなんじゃないです。
でも、ただ自分を変えたいなって思っていたのです。
ネガティブなことばかり言ってないで明るく楽しく暮らしたいと思っただけ。
でも今思うことは、変わらなくていいということです。
っていうか、変えらんないっつーのよ、自分の本質なんか。
ステージやらなんやら変わるときは勝手に変わるだろうよ。
ってかどんな人でも上がったり下がったりしてんのが普通なんじゃねーのって思う。
人間はずっとポジティブでなんかいられないし
専業主婦でもしんどいときもあれば、本当に合っていない仕事をしてることもある。
だから
怒りたいとき、甘えたいとき、サボりたいときは
絶対にそうしないといけない。
そういうことに気づくのが遅かったです、私は。
まあでも気づいてよかったなと思ってるのです。
最近なんかもうそういうのいっさいやめ始めてます。
本当にここ最近です。
そうしたら笑えますよ。
ああ、自分こういう人間だったわ～ってめっちゃ思うんです。
自分を取り戻す感じ。
私はすぐしんどいって思うし、ダルがりでサボりたがりで
ネガティブだし文句も言うし、全然いい人じゃないし。
極悪って感じですｗｗ
でもそれでいいやん、と思っています。
っていうか、そうでしかいられないってことです。
目を背けたい現実だけどねｗ
ネガティブ思考のくせにヘンにポジティブになろうとしすぎて
無理がたたりすぎました。
うお、そんなんアタシちゃうかったわ、って目が覚めるような毎日です。
だからね、無理にポジティブになろうとしなくていいっていうことです。
こんなこといまどき方々で言われてることですがね。
10年以上やってみてどえらい目にあってるヤツが言うからほんとだよ。
私もこれからもっともっとしんどかったらちゃんとそう言って
肩の力を抜こうと思ってる。
でもそうしたら本当の私はとんでもないグータラだからどうなるのか怖いよｗｗ
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