7年越しだったんだ。この、想いは。初めて識ったのは、7年前のアニメ放送時だった。当時11歳…小5だった俺にとって、何が面白かったのかは分からない。今と昔じゃ、思考も趣向も(多分)違う…と思いたい。しかも、アニメを観たのは、たった一話だけ…多分、今思えば綾女の登場の回だと思う。だけど、だけど…ずっと、想ってた。忘れられなかった。何故か、好きになった…惹かれてた。一目惚れ…だった。これはきっと…だ。愛…なんだ。
少女漫画故に、公に口にできなかった。読む機会も、触れる機会も、今までほとんど存在しなかった。そして、やっと今…こうして、逢えた。やっと、触れられた。この、物語に。
 
と、やたら、おセンチに感傷に浸ってるところ悪いけどね、そんなんどーでもいいんです。とっとと、感想に行って下さいよ、マスター。
で、ネタバレをするかしないか迷ったんだけどね、本当の感想を書くには、やっぱりどうしても必要っぽいから…仕方ないよね、ネタバレ。どうせ…読む人もいないっしょ? ましてや、この宇宙のように広大な電脳世界の辺境の地に迷い込んだ、通りすがりの赤の他人には気を遣う必要ないしね。よーするに、読む気があるなら気を付けな、ってこと。一つだけ…この作品は、最高だった。
 
 
フルーツバスケット
著:高屋 奈月連載:花とゆめ
全23巻。感想。
すっげー泣いた。今まで読んだ漫画の中で、一番泣いた。物凄く感動した。もうヤッバい。
 
詳細に。
作者が、ゲーム好き過ぎて面白い。FFスキーだし、ペルソナ2とかクロノクロスとかサモンナイトとかヴァルキリープロファイルとかグランディア2とかネオ・アンジェリークとかときメモ2とか、他にもジャンルを問わず語りまくってる。ってか、リーフの雫までやってるって…パソゲーだよ? だいたい、そんなコトを柱で語られたって、読者の少女は分からんて(苦笑) 本人も言ってたけど。
ってか、緑川さん好きなんだねー。俺も好き。あの人、1999年くらいには、もう活躍してたのか…凄いな、声優さんて。
さて、作者ネタはこの辺で。ってか、一応言っとくけど、作者の高屋奈月は女性ね。ゲーム好きだけど。
あ、あと…柱が、18巻から活字印刷になってたのが、少し寂しい。あの細々とした可愛らしい手書き文字が好きだったのに…まぁ、作者も病気とかで大変だったんだろうけど。やっぱり…ちょっと、寂しいかなって。
 
先に。好きなキャラを。
男性キャラだと、前々からいってたけど、マブダチトリオはめっちゃ好きかな。紫呉は飄々としてるし、はとりはクールだし、綾女は王々としてるし。格好良過ぎ。もちろん、夾も由希も好きだけど。紅野も好きかな…。
女の子キャラだと…いや、みんな好きなんだけど…(←不誠実)、あ、公以外はね(笑) 公はぶりっ子過ぎ(苦笑) アレは駄目だ。
マジで、一番好きなのは、真知かな。ラストら辺の真知が特に。あ…これが、クーデレなのか? そうか…そうだったのか。俺はクーデレが好きだったのか。新発見。
あと、楽羅もめっちゃ好き。特に、後述のあのシーンなんて…。こう、女の子女の子してる女の子(作者談)は、俺も大好きだわ。ぶりっ子じゃなくて。
杞紗ちゃんは、文句ナシで可愛いです。すみません。でも、ロ●コンとかじゃないです。すみません。いや、中学生だし、ロリ●ンとかじゃないんですってば! ホントすみません。
依鈴は美人だからね…怖いけど、美人だから。美人…だから。
利津は、可愛い…凄く可愛いけど、女の子じゃないから。その…男の子、だから。ごめん。反則だよ。表紙で、一番可愛いって思っちゃったんだから…男の子なのに。ごめん。
花島さんは、めっちゃ好き。面白い名言いっぱいだし。「来年も良い電波を…」とか「売られた電波は買わなくちゃ……」とか、ね…。

好きな表紙。

とゆーか、キャラか。5巻(左上)の楽羅、10巻(右上)の杞紗、12巻(左下)の利津(男の子だけど)、20巻(右下)の真知。
まぁ、利津は反則だとして…真知は、ビジュアルよりも中身が好きだから、なぁ…。純粋に、表紙としては楽羅か杞紗だな。うん。
 
いい加減に。そろそろ、中身の感想を。
の、前に、最後に一つだけ。由希の鼠が最初の方はリアルだったけど、だんだんキャラチックになってたな。いや、だから何って話だけど…一応。
 
つーか、伏線がすっごく初期から張ってあんのな。なんつーか、話の軸が全くブレてないっていうか、繋がってんのな。急に後付け設定が付け加えられて、性格が豹変したり、初期と大きく矛盾したりってのがないからな。まぁ、驚きはいっぱいあったけど。
 
前半のエピソードだと、大晦日の話は好きだなぁ。まだまだ序盤だったけど。
 
あと、はとりのエピソードは全体的に泣ける。記憶のない佳菜との再開…感動過ぎ。ってか、この物語の登場人物には皆、影があって闇があるから面白い。みんな、ツラいんだ。
 
ネタバレはいりまーす。
帽子の君が、由希だったのは意外だった。ストレートに夾だと思ったんだけど。複雑すぎ。
そして何より、エンディングが夾だってのも意外だった。由希エンドだと想ったんだけどなぁ…夾には楽羅がいたし。
由希が透に求めてたのは、母性だったのか…恋愛感情じゃなかったんだな。
 
最大の驚き。
アキトが女性だった事。まぁ…これは仕方ないよね。最大のネタバレだし。ただ、この事実が分かる巻の、頭の登場人物紹介でバラしちゃうのは、何かのミスだと信じたい。
 
後半、みんなが成長してるのが嬉しかった。特に、紅葉が成長し過ぎ。燈路も。超大きくなってんじゃん。なんか、嬉しい。
 
楽羅の告白のシーンが、一番泣いた。もう、めっちゃ好き。夾の「最後まで『好き』にはならない」って言葉も泣けたけど、それで楽羅が泣き叫びながら呼ぶシーンは、もう…ダメ。ツラすぎる。
そして、そのあとの…透と顔を合わせられない楽羅も愛しい。最後の宴会で、夾と再開して、ぎこちなく「よぅ…」って言った楽羅も好き。楽羅、めっちゃ好きだー。
 
由希と真知のカップルも好きだ。まさか、この組合せになるとは思わなかったけど。由希の、透への気持ちがハッキリして…まさか、真知と付き合うとは(笑) お互いに可愛くて良いけど。ちょっぴり意地悪になった由希と、アワアワしっぱなしの素直になれない真知が可愛くて可愛くて…。
それに、真鍋と小牧のバカップルとの掛け合いも好き。卒業後…とか、凄く普通にカップルしてそう。物凄く遠距離になるっぽいけど。
 
透の告白も良かった。夾を選ぶのは意外だったけど、でも…凄く幸せそう。
ただ、崖から落ちたときに…一時的にでも、記憶を失ってくれたほうが、もう一波乱あって面白かったかなーなんて。ごめん、透君(笑)
 
すべてが崩れて、アキトも更正して…呪いも解けて。そのあとの皆がすごく良い。
最終回が物凄く良かった。「その後」が長かったし。みんな、倖せだった。
 
由希の、「…ありがとう "透"」が、凄く綺麗だった。泣けました。
 
そして。
それから。
普通、こーゆー場合って、最後は2人の子供とかがうつるじゃないですか。大人になった、2人…みたいな感じで。
俺も、そう思ったんだ…。だけど、違った。だった(笑) おじいちゃんとおばあちゃんになった、2人の背中が倖せそうで、最後にまた号泣。いい話や。
 
そんなこんなで、完結したフルーツバスケット。7年越しの夢、果たされました。実に良い作品でした。買って良かった…(一冊50円くらいで、だけどな)
また、何度でも…読み返したい。そんな、お話。
 
 
余談だけど、フルバってまほらばに雰囲気似てんのな。作者は生粋のゲーマーだし、ヒロインは梅干しオニギリだし。なんか…何処か、色々と。