メリット・デメリットを詳しく解説

当院では**Motiva Preserve(モティバ・プリザーブ)**による豊胸術を導入しています。

この術式は、乳房下溝(アンダーバスト)を約2.5cm切開し、乳腺の下にデザイン通りのポケットを作成してインプラントを挿入する比較的シンプルな手術方法です。

Motiva社と、イギリス・ロンドンで豊胸専門クリニックを運営する形成外科専門医 Marcos Sforza(マルコス・スフォルツァ)博士 が共同開発した術式として知られています。

Preserve法では、**Hydrodissection(水圧剥離)Balloon Dissection(バルーン剥離)**を組み合わせてポケットを作成します。

正しい層を見つけて剥離を進めることで、もともと存在する組織の隙間に沿って自然にスペースが広がるため、組織へのダメージを抑えながら効率よく手術を行うことができます。


モティバ・プリザーブ法の特徴・メリット

① 組織へのダメージを最小限に

クーパー靭帯や支持靭帯をできるだけ温存しながら、血管や神経への負担も抑えることを目的とした術式です。


② 手術時間が比較的短い

水圧とバルーンを利用して自然な層に沿って剥離するため、効率的にポケットを作成できます。


③ 静脈麻酔(睡眠麻酔)で手術可能

Preserve法はもともと静脈麻酔を前提として考案された術式です。

当院でも従来から静脈麻酔で豊胸手術を行っており、身体への負担を抑えながら手術を受けていただけます。


④ 術後の痛みを抑え、回復が早い傾向

組織へのダメージをできるだけ少なくすることで、術後の痛みや腫れを軽減し、比較的早い回復が期待できます。

※回復には個人差があります。


⑤ 自然なバストラインを目指しやすい

組織を無理に切り広げるのではなく、自然に伸ばしながらスペースを作るため、大きさを重視するよりも、自然なシルエットを希望される方に向いている術式です。


⑥ バストの土台をできるだけ維持

靭帯組織を温存することで、インプラントの位置を安定させやすく、術後のバランス維持にも配慮した術式です。


⑦ 被膜拘縮リスクの軽減を目指す

組織へのダメージや出血を抑えることが、被膜拘縮リスクの低減につながると考えられています。

ただし、術中・術後の出血など様々な要因によって被膜拘縮が起こる可能性はゼロではありません。


モティバ・プリザーブ法のデメリット

① アンダーバストに傷跡が残る

最大のデメリットは、乳房下溝に切開創ができることです。

ただし、一般的な乳房下切開より切開長を短くできる場合があり、丁寧な縫合と術後の瘢痕ケアを行うことで、できるだけ目立ちにくい仕上がりを目指しています。


② わずかな出血が起こる可能性

Preserve法では内視鏡で常時確認しながら進める術式ではないため、ごく稀に小さな血管から出血する可能性があります。

そのため当院では、インプラントを挿入する前に内視鏡で最終確認を行い、出血がないか丁寧にチェックしています。

万が一出血が確認された場合には、電気凝固装置を用いて確実に止血してからインプラントを挿入しています。


③ 極端に大きなサイズアップには不向き

大きなインプラントを挿入するには、ポケット自体を大きく広げる必要があります。

Preserve法は、その名の通り「組織をできるだけ温存する」ことを目的とした術式です。

そのため、極端に大きなサイズアップでは、強い張り感や硬さが出たり、不自然なシルエットになる可能性があります。

そのため、自然で美しいラインを重視した豊胸をご希望の方に適した術式と考えています。

当院では、ただ大きくするのではなく、一人ひとりの体型に調和した「自然で上品なバスト」を目指しています。

※術式の適応や仕上がりには個人差があります。詳しくは診察時にご説明いたします。