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妊婦さんの副反応 症例が続きます。
今回は、先日お伝えした
肺塞栓症 と同様、
胎児への影響ではなく
妊婦さんご本人に起こった事象です。
妊婦さん特有の
「股関節症」と診断され
病院を たらい回しにあった
あげく、実は血栓症だった
という非常に残念な症例です。
【参照】
第72回(11/12)副反応検討部会
資料2-2-3-1 症例No.14535
患者は、29 歳の妊婦。
8/17頃(妊娠 33 週)
病歴として左股関節と左足に
違和感、痛みがあったが
健診の結果、異常は なく
妊婦にありがちな症状といわれた。
8/28
ワクチンを接種(1回目)。
8/29
昼頃から、左股関節、左足の痛みが
強くなり、しびれの症状も出て
寝たきりになった。
トイレにも行き辛く
食事も とれなくなった。
9/1
朝、かかりつけの産院に連絡し
救急車を呼び総合病院 A に
行くよう指示を受けた。
午後、病院 A での診療の結果
骨には異常がなく、
妊婦にある症状と診断された。
整形外科の医師が不在のため
次の日、再度 整形外科を
受診するように言われ
痛み止めの点滴をし
カロナールを処方され、帰宅した。
夜には、痛みとしびれの症状が
一段と強くなり、
胎児の事も心配になり、
産院にて再度 診察をした。
この時も妊婦にありがちな
股関節症では ないかと診断。
食事もとれていなかったため、
補液と痛み止めの点滴を
するため産科病院に入院し、
採血(CRP)を行った。
9/2、朝
CRP の値が高かったのと、
超音波検査の際、
足の腫れに血栓を疑い、
総合病院 A に救急搬送された。
超音波検査の結果
血栓が認められたため、
総合病院 B に救急搬送した。
静脈塞栓症が出現。
総合病院 B にて
採血・超音波検査の結果
臍の下から左膝裏にかけて
長く大きな血栓が認められた。
患者は入院し、ヘパリンの
持続点滴を開始した。
9/3(妊娠 36 週)
点滴の効果が出ず
ヘパリンの単位数が増えた。
事象の転帰は不明であった。
股関節の痛み は
接種以前から あった
とのことで
接種後、急激に
症状が悪化していますが
ワクチン接種との因果関係は
分かりません。
(因果関係に関する医師のコメントなし)
ヘパリンの点滴が効かない。
転帰も不明。心配です。
もし
接種前の健診時に
血液検査や超音波検査を
していれば
因果関係が
はっきりしたでしょうし
仮に、接種前から、
あったもの だったとしても
ここまで悪化せずに
治療ができたかもしれない
と思うと、悔やまれますね。
もともと、妊娠中~出産後は
出産時の大量出血から
母体を守るために
血栓ができやすいそうです。
できやすい ところへ
血栓リスクのある
ワクチンを投与すべきなのか・・・。
Googleで
「妊婦 血栓」と検索すると
予測検索で「コロナワクチン」が
勝手に出てくるのも
調べられている方が
たくさん いらっしゃる!?
ということなのか、気になります。
各々が、ベネフィットと天秤にかけ
後悔のない判断ができますように。
妊婦さんや母乳を介した赤ちゃん
の副反応など、まとめています↓
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親子で話し合うきっかけに↓