新しい組閣が発表になった。
新聞にずらりと並んだ新閣僚の中に、一人アジア人ぽい見た目の人がいた。
後から、インターネットやテレビのニュースで分かったことは、彼は3才の頃ベトナムから養子縁組されたということ。
最近、会社の昼休みにご飯を食べながらゴシップ週刊誌をよく読むせいか、ハリウッドスターに養子縁組された人たちと彼を自然と比べてしまった。
当然、養子縁組の相手先が見つからずそのまま孤児院で過ごす子供たちも世界中にたくさんいるのだし、国によっては予算の関係などで満足に食事もできない施設もあるのだろうから、親の職業に関わらず、お腹一杯に食事ができて、暑さ寒さから守られているベットでゆっくりと眠ることのできる養子縁組先が見つかれば、それはそれで幸せなことなのだろう。
この新しい保健相の両親も、実子が2人いるにもかかわらず、更に彼を養子に迎え入れたということは、かなり裕福な家庭だったのだろう。
もともと彼に資質があったなら、そのままベトナムで育ってもいつかベトナムの要職に就く人物になっていたかもしれないし、逆に満足に食事も取れず、教育も受けられず、貧しい市民の一人として生活していたかもしれないといろんなことを考えてしまった。
養子縁組の是非を問うつもりはないけれど、こうやってチャンスを与えられればいろんな可能性があるにも関わらず、毎日の食事も満足にとることもできない子供が世界中にいる現実に嫌でも目を向けさせられるきっかけになった。