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「…ライバー、脱出するよ」



「あいよ」



ブロロッと輸送車のエンジンが低く唸りを上げた。

ケイトは銃口を霧の中に向けながら、車へ駆け寄ろうと足を踏み出そうとした。その時。



「ライバぁあああああッ!!」



そんな雄叫びを上げながら霧の中から飛び出した黒い影。

坂を駆け下りるどころか、ハードル無しのハードル走のように跳ね降りてきた。

そして、目の前の岩を避ける事はせずに、位置エネルギーの勢いのままジャンプ。



――どべちゃ



影は思いっきりぬかるみに着地。

そして、呆然と立ち尽くしているケイトに顔をキリッと向けた。



「助けてに来たぜ」



「自分のナリ見て言えジャップ」



チッとケイトは、ズブズブとスネまで泥に埋まった男…タイキに吐き捨てる。

あはははは、と流れ弾が掠める状況にも関わらず、呑気にぬかるみから脚を引き抜こうとしている。



「いやあ、戦場も深みにハマっちまったなあ…これぞ本当の泥沼ってヤツか」



「誰が上手い事言えと」



それでも笑顔で、タイキは脚が濡れて気持ち悪い猫のように、脚を振って泥を落としている。

その奥でパカッと輸送車の運転席が開いた。



「ようよう、タイキじゃねーの」



「ライバーさん、お久しぶり」



「アーリャのヤツはどうしたよ? 死んだ?」



「上の方でゲリラの連中を抑えてるよ、弾薬切れたら来るんじゃないかな」



マズルフラッシュが未だ消えない上の方をあごでしゃくった。

そのタイキの背中からズルズルとヴィスカが滑り降りる。



「あら、ちっこいのが居る」



「ガキで悪うござんした…イテ」



タイキの横でヴィスカは痛みが残る足首を回してみる。

腫れているらしく、綺麗に回らない。

流れ弾が飛んでくる場所では処置しようもないので、固く結ばれた靴紐を解いた。



「そんなんでいいのか?」



不安げなタイキが見つめる中、ヴィスカは乱暴に手を動かしている。

グイグイと靴紐を引っ張ると、最初幅に余裕があったブーツをギッチギチに紐で締め、片結びで再び固く結び付けた。



「これで少しはマシ」




最近、線が荒んでいたので描いて無かったアナスルです。

線の荒れは心の荒れですわな…だが、残念ながら木曜から雨らしい。 ジメジメは嫌いじゃ…(´・ω・`)

ここは何処の沼地じゃ…と泣きたくなる鉄筋マンション。 いやナメクジとかGとか出ない分、木造じゃなくて心底良かったわー

あと、原稿する時、原稿が歪むわトーンが湿気でイカリングのように丸まるわ、落書きにせよ、紙が湿気て描きづらいわ…絵描きには悲しき季節であります。

今年は空梅雨らしいが…さてはて、福岡のダムの貯水量が気にかかる。



まあ、前置きはさて置いてだな…

え? 前置きがやたら長い?

毎度の事さ(´¬`)

昨日、かくかくしかじかでツンドラ(ツンデレのデレが無く、やたらシベリア級に冷たいキャラ)を描いてみた。




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蔑んだ目を萌え系の目で頑張ろうとした結果がこれだよ…orz

映画タイトルパロのネタが尽きたアナスルです。

いや、正確には『今の状況にピッタリな映画タイトルパロが思いつかない』というね。



さてはて昨日、白ワインとケーキを食べたのだが…

彼女がどうしても某チョコ専門店のケーキが食べたいと言ってだな、なんと1つ400円のケーキ(4センチ四方)を2つ買って来たんだわ((((゜д゜;))))

ちょ…おま…今、給料日前……うん、何も言えねえ。


そんで、じんわり戴きましたが…さすがチョコ専門店のケーキ。 ほろ苦いチョコケーキと甘い白ワインが良く合うのなんの。


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そして白ワインは黒猫ラベル。

昔、猫型ボトルのワインがあったはずなんだが…誰か知りませんかね?

小学生の頃から気になって気になって仕方なくて…