寸又峡接岨峡に行って以来、山に行きたくて仕方ない。

先日、奥多摩に行こうと企画してましたが天候不順で仕方なく神奈川を巡る事にしました。

ヤビツ

神奈川を代表する峠。しかしながら秦野から展望台に向かう道の急勾配、S字っぷりが鬱陶しく嫌いだ。

でも、自然の素晴らしさに覚醒したNEO私ならきっとあの糞峠も楽しめるのではないか。
・・・そんな淡い期待はヤビツを登る道の鬱陶しさに、瞬く間に高純度のアルコールのように揮発した。
ヘアピンとS字、右にはただ見える無機質な法面、左は秦野(伊勢原?)の街並み。
自然に包まれている感傷は皆無であり、進み難い鬱陶しい道を淡々と運転している感覚。

「何か違う 来なきゃ良かった 失敗だ」
こんな糞にもならない短歌を思いつくくらいにテンションは低く、全く面白く無かった。
単車でも車でも何度か来てるが、やはりここは夜景くらいしか感動がない。
展望台のトイレでウンコをし、微妙な想いになりながら思いついた。

ウンコして帰るだけなんて嫌だ。宮ヶ瀬まで抜けてみよう。

秦野からアプローチするヤビツは表ヤビツ、宮ヶ瀬から南下するヤビツは裏ヤビツと言われます。
日本屈指の廃橋「無想吊橋」を擁する逆河内然り、神奈川でも若干秘境を漂わせる奥相模湖然り、
「逆」「奥」「裏」を関する地名には何かある。

程なくして、所謂「ヤビツ峠」に至る途中、運転している右眼前に拓けて広がる景勝が見える。
画像がないのですが、右前方がすげー開けていて、圧倒的荘厳な雰囲気で畝る谷を見下ろせるスポットがあります。
高所恐怖超(しつこい)の私は駐車して写真を撮るのをためらい、過ぎ去りました。

売店バス停がある有名ないわゆる「ヤビツ峠」を超えたあたりから霧が立ち込め、
一時は、嫁で「やばくない?引き返さない?」って言うくらいの霧に突入していくと・・・
イメージ 1
山が息吹をしているかのような。
イメージ 2
どこで撮っても山の息吹。360度を自然に囲まれているという隔絶感と高揚感。
イメージ 3
この荒廃、殺伐とした風景も趣があるとは言えないだろうか。
イメージ 4
新緑も紅葉も素晴らしいのでしょうけど、この荒廃とした殺伐な感じは今の季節ならでは。

単色で表現される水墨画の世界に取り残されたような世界観。
イメージ 5
これが裏ヤビツか。

しかしながら、このモノトーンの荒廃した世界が数週間後には新緑の生命力を振りまくと思うと不思議な気分です。
「世界は終わらない」無意味にそんな世界観を抱いてしまいます。
ヤビツと言えば峠を攻める走り屋達が喜びそうな道の印象ですが、それは表ヤビツであり。
展望台から北上していくと、この峠の真価がもったりと首をもたげて来ることを実感したドライブでした。
切り立った高所に鬱蒼と映える冬の殺伐とした木々、野鳥の咆哮。最高です。

ちなみにどうみても1車両した通れませんよ~的な道と、1.5車両しか(以下略 が続くので、
対向車が来たら強制的にピーピーピーと音を鳴らしバックして交換できる場所に戻らざるを得ません。

このあたり、寸又峡を思い出させるのです、ええ。


大きな名所や滝などが無くてもいい。
ただ自然の雄大さに包まれたい。ただ自然に畏怖したい。

次は新緑のシーズンにアタックしたいです。
裏ヤビツ関係で画像が美しいブログさん
http://step22.exblog.jp/14718981/

雰囲気を実に再現されてるサイトさん
http://michidb.web.fc2.com/michiDB/kanagawa/kanagawaken70.html
鬱蒼と茂る濃い緑の道を表現されていると思います。

そうだ遠くにイコウさん
http://www.geocities.jp/wxfff590/yabitutouge2.html
かなりこの道の風景がしっくりくる説明満載です。