ここ数年、人気・実力とも躍進甚だしい伊藤忠商事では「か・け・ふ」が合言葉らしい。「収益を稼ぐ、費用を削る、損失を防ぐ」の略だ。資産形成の場合は少し違う。「収益を稼ぐ、費用を削る」までは一緒で、最後は「資産を増やす」だ。今回は「稼ぐ」ことと「削る」ことについて

 

サラリーマンにとって「稼ぐ」とは給料。給料は、様々な要素で決まるが、もっとも影響が大きいのは、個人の能力でも、人より努力することでも、長時間働くことでもない。単純にどの業界で働くかが最も重要だ。どんなに優秀で、どんなに頑張って働いても、周りの給与が低ければ、一人だけ突出して高い収入を得ることは難しい。逆に、業界給が高いところで働けば、平均的に働いていても給与は高い。

 

なので、基本的には業界給が高いところに就職、又は転職することが望ましいのだが、「稼ぐ」とともに、もう一つ大事なことが「削る」ことだ。あなたは「金持ち」と聞いて、何を思い浮かべるか。例えば、年収2,000万円で、支出が2,000万円の人は金持ちではあるが、お金は一切貯まらない。一方で、年収500万円だけれど、年間300万円で暮らしている人は、今はお金持ちとは言えないかもしれないが、毎年200万円ずつ貯まっていく。給料が上がったからと言って、そのまま生活水準を上げるような生活をしている人は、一生お金持ちにはなれない。一方、毎年200万円貯めれる人は、25年で5,000万円が貯まるし、その間、複利で運用すれば、25年後には1億円になっているはずだ。

 

年収500万円で、年間300万円で暮らすならできる気がしないだろうか?そう、平均的なサラリーマンならできるのだ。やるかやらないかは貴方次第。やればできる、私にできたのだから。しかも、年間200万円貯められる人が、給料が上がった分、生活水準は上げず、同じ費用で暮らしていれば、給料が増えた分は、そのまま資産増加のブースターとなる。そう、1億円貯めることはそんなに難しいことじゃない。それなりの計画性や、それなりの意思や、それなりの分別があれば達成可能である。平均的なサラリーマン、万歳である