若い頃、「会社で働くのではなく、会社に働いてもらうのが夢です。」なんてうそぶいていた。FIREが視野に入って思う。その通りだ。会社はすごい。毎月サラリーが入ってくる安定性、人並みに働いていれば何とかなるという安心感、そして、当たり前のようにクレジットカードを作れたり、金融機関からローンを受けれたりする信用力。
今まで、自分は会社のために働いていると思っていたけれど、会社は、自分が思っているよりもはるかに自分のために働いてくれているではないか。FIREする際には、しっかり退職金を払ってくれる(給料の後払いという見方もあるけれど)し、FIREした後は、持株会で形成した自社株資産が、配当金+(おそらく)株価上昇という果実をもたらしてくれるし、60歳になれば企業年金ももらえる。
金持ちになるには、事業・起業、株などで一山当てるのがもっとも早いとは思うが、大した芸もない&貧乏だったので冒険はできない(と思っていた)私は、迷う余地もなくサラリーマンになった。なったは良いが、就職は氷河期。年功序列だと思っていたら、時代はPay for Job、Pay for Performance。黙っていてもそこそこ出世するのだと思っていたら、ポストはどんどん減っていく。自分は変わっていないのに、勝手に時代が変わっていく。なんだか、割を食った世代だとは思うが、そこに文句を言っていても仕方ない。そんなわけで、自分は会社のために働いており、かつ割の悪い世代に当たってしまったと思っていたが、それでも尚、今思えば、会社は良く働いてくれているし、FIREした後も、企業年金やらなにやら、ますます働いてくれると思うに至った。
事業・起業、株などで一山当てた方々からは、何年も、何十年も遅れを取ってはいると思うが、それでも40後半でFIREが視野に入った。自分の経験から、サラリーマンは平均的な手法でFIREできると言えるし、エリートサラリーマンであれば、FAT FIREが可能だ。だが、周りを見渡すと、60歳での定年退職はおろか、当たり前のように定年再雇用制度をアテにし、政府は定年延長を経済界に押し付け、年金支給年齢を遅らせようとしている、、、
誰が言ったか知らないけれど、「過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる」。FIREまでの2年、これまでのことや、今思っていること、将来の希望を書き記していきたいと思う。