今、俺の住んでる宮崎には、口蹄疫という牛や、豚屋、鹿などの疫病が流行しています。

この病気は、疫 という言葉がつくのでわかるように、本当に感染力が高く
悪質な病気です。

うちは牛の畜産資材を扱う会社なので、
この疫病のせいで、何も出来ず、何も売れず、ただただ毎日追われています。
たぶん同業のどこも、かなり酷い事になってますな。


最初この病気が宮崎に出たと聞いたとき、10年前を体験していない俺は
「あーでたんだ・・・・・たいへんだ・・・」
ぐらいのものでした。

口蹄疫に対する最低限の知識は持っていましたし、10年前の結果も知っていました。
だからこそ、それほど心配してなかっったのかもしれません。
10年前、宮崎で発症したときには、経済的な打撃はあっても
実際に死んだり、処分された数は知れていたのですから。


しかし、今現在 もうすでにパンデミックという状況です。
もう宮崎の農業が、生きるか死ぬかの状態にきている!!
と言えるかもしれません。

四月の間は、、今だからこそ出来る仕事の段取りをしながら
現場にいって何か出来ることがあれば!と思いながらも、
それでかってウイルスを拡散しないだろうか?
専門的な知識や技能がなければ意味がないのではないか?
自分に何が出来るのだろうとぐるぐる考え
何も出来ないジレンマに苛まれながら、日々を過ごしていました。

しかし5月になってから、少し考え方を変えました。

今は、各政党、政治家の方に動いていただけるように
嘆願書や、抗議のメールを送ることをはじめています。

もう、何も出来ないことを免罪符に、無行動に逃げ込む事は出来ません。
何らかの状況が変わる一助になりたい。
1年後とか、10年後とかじゃなく、今をどうにかしなければ明日もない
そんな思いです。





実際に現場で動いている、官公庁、役場、農協職員、自衛隊、建設業者、警備員
そして何よりも、苦難の中心にいる農家の方々

もしそんな方がここを見る機会があれば、是非伝えたいことがあります。
一歩引いた場所にいる俺がこんなこと言うのは心が引けますが

心だけは、心だけは折れないようにしましょう!!