नमस्कारः 導明です。
 
よく巷の「インド占星術師」がダシャーシステム云々と言って鑑定時に【今の時期は悪いが次の時期は良くなる】みたいなことを言って依頼者さんに、この先の希望を持たせるやり方をするようですが••••。

これ、要注意です。
大きな落とし穴に嵌る危険があります。
これって依頼者さんに期待を持たせて、リピーターになる様に仕向ける常套句です。

このダシャーを読むことが出来ない依頼者さんは、又悩みが発生すると未来を知りたくて【インド占星術師のところ】を訪れ、今後のことを教えて欲しいと依頼をすることになります。

こうなると【インド占星術師は、腹の中でカモネギが来た】とほくそ笑む】のです。

ダシャー期って何?
これは、運命とか宿命と呼ぼれる物で【占い好き】の方たちが大変喜ぶキーワード的な用語です。

このダシャー期は、生まれて来たモノ全てが持つ「プラーラブダ・カルマ」のことです。

このダシャー期を星回りなどと表現するインド占星術師も多く存在します。

只ね、多くの術師が使い方を解ってないように見受ける事が多々です。

特にダシャー期は、最大で6つの期まで細分化して何時何分何秒まで正確な出生時刻なら割り出せるのですが、それには「正確な時刻修正」を求められます。

この「正確な時刻修正」は、非常に手の掛かる作業の為、この作業をしたくない術師が大多数であり、故にダシャーシステムは3つ目のダシャー(プラティヤンタラ・ダシャー)までしか診ようとせず鑑定を行います。

寧ろ、3つ目までしか使わない術師ばかりかも?
下手したら2つ目までしか使わないで【全てが判った】ようなことを言う術師もいます。

ダシャーシステムだけを見ても正直、それが何時起きるかなんて6つ目まで見てもそれだけでは断定出来ないのが実際の所です。

ダシャー期とそれが何時なのか?を決める重要な要素であるゴーチャラ(実際の星の巡り)を合わせて、タイミングが合えば具体的に断定が出来るのです。

ゴーチャラ(実際の星の巡り)も見ず、ダシャーシステムの3つ目辺りまでしか使わない鑑定は、正直な話【愚の骨頂】鑑定とは言えないのです。 

まぁ、私の知る限りこの惑星が何ハウスにいてアスペクトしているから、どうなる。
これは、もう話にならないレベル。

まぁ、日本のインド占星術師を私がバッタもんと称して呼ぶ理由は、この低レベルでインド占星術師を名乗っている輩が多いから。
そのインド占星術師たちの崇め讃えるKNラオという人物も、正直何というリシ(聖仙)の家系かも明かされてはいないのだから、その人物から教えてもらった(パランパラ)と息巻く輩も如何なものなんでしょう?

パラーシャラ仙のことをパラシャラとか言ってたり、ジャイミニ仙の名を冠したジャイミニ占星術を【ジェイミニ】とか言ってる段階で【出所の判らないバッタもん】と呼ばれても仕方がないと思うんだけど。

とにかく、日本はバッタもんの宝庫にこの十数年でなったことだけは確かなこと。

私はジョーティシャを学ぶ者として、嘆かわしくて仕方がないのです。