नमस्ते namaste

 

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どーも、頼夢です。

 

苦痛や苦悩をサンスクリット語ではdukha ドゥッカと言います。

 

このdukhaは、苦しみの総称という形で使われます。

 

このdukhaの反対語は、sukha スカという言葉で表されます。

 

楽しいことや好ましいことも、このsukhaという言葉で表されます。

 

苦しい、苦悩、苦痛、悲しみなど沢山の意味を表すdukhaですが

 

これは、自己内部起因の場合と外的要素起因の場合に大きく分けられます。

 

タイトルにもした「6人の敵」を意識するというのは、自己内部起因型の精神的な要素要因の基部にあるものと言えます。

 

自己内部起因型の身体的要素要因というのは、いわゆるドーシャ(体質)としてアーユルヴェーダなどでも取り上げられています。

 

自分が何故?今苦しんでいるのかの原因を考えて理解しなくては、問題の解決は叶いません。

 

楽しいことが好きというのは、人間であれば共通のことなのですが実は、その楽しみや好ましいことを求める基部には、この「6人の敵」が関与しているのです。

 

では、この「6人の敵」というのは一体どのような敵なのでしょうか?

 

敵=要素要因

 

と捉えることが出来ます。

 

精神的な6つ要素要因によって感情の多くは支配されています。

 

では感情が敵なの?

 

というのはあまりにも短絡的と言えます。

 

では、この敵の名前を挙げて行きたいと思います。

 

1. काम kāma

 

2. क्रोध krodha

 

3. लोभ lobha

 

4. मोह moha

 

5, मद mada

 

6. मात्सर्य mātsarya

 

以上の6つが敵の名前となります。

 

とは言え、哲学用語を並べられてもピンと来る方はそうそういないでしょう。

 

これを日本語で表すと次の6つになります。

 

1.愛欲

2.怒り

3.貪欲

4.愛着(執着)

5.高慢

6.嫉妬

 

私が学んでいる哲学勉強会の講師は、数字が大きくなるにつれて強さが増して行くと説明してくれました。

 

この6つの要素要因(敵)とどのように向き合い抑制支配して行くのかで、その人の人間性の向上を図ることが出来るのだと言われています。

 

レベル分けをするならば・・・

 

レベルA

1.愛欲

2.怒り

 

レベルB

3.貪欲

4.愛着(執着)

 

レベルC

5.高慢

6.嫉妬

 

レベルAとBについては、理論が理解出来ていれば比較的簡単に攻略は可能だと言われています。

 

しかし、レベルCになるとかなりの強敵だと説明されています。

 

というのも、レベルAとBは自己完結出来るものであるのに対してレベルCというのは、対象となる相手を有する為に自己完結だけでは終わらないからなのです。

 

人間は一生を通じて、この6つの要素要因と向き合わなくてはなりません。

 

そして、この6つの敵に勝利しコントロール出来る人には至福が訪れるのかも知れません。

 

私も常々、レベルCの強敵に苦戦しています。

まだまだ学びが足りない証拠なのだと思います。

 

もっともっと学びを深めて、いつかレベルCを攻略したいと思っている私なのです。

 

 

インド哲学に興味がある方・ジョーティシャに関心がある方は

 

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頼夢