インド哲学に限らず『真実』について学ぶ者には、必ず邪魔が入ると言われています。

先日の講義で師が教えてくれた内容を入院している私に、ジョーティシャの先生がシェアしてくださいました。

それは、私だけに留まらず誰にでも当てはまることだと感じたので、このブログでシェアしたいと思います。

師曰く

”勉強を続けていると必ずマーヤーが邪魔してきます。
マーヤーの落とし穴に落ちないようにするためには、目的地も大事ですが、そこに至るまでの道も重要であると意識する事です。
悟りという目標も大切ですけど、足元をよく見て落とし穴に落ちないように、道も大切にして歩むこともまたポイントです。”


最終目的も大切ではあるが、そこに至るまでのプロセスも同じくらい重要である。

私の場合、腎臓を壊して透析になりました。
当初、シャント手術をしたのが昨年末で透析は、早ければ3月くらいと言われていました。

しかし、主治医の指導と自らの行った努力の結果で予定より7ヶ月も透析導入を遅らせました。

考えてみれば、そこに至るまでのプロセスが如何に大切か?ということを身を以て経験したのです。

上ばかり見ていて、足元を掬われる。

目標は見定めていても、どのようにしてそこに至るのかを考えなくては、辿り着くのは容易ではありません。

勉強も生活も、人間の人生ってそういうものなのかも知れないと思います。

今、やるべきことをやって一歩ずつ確実に歩みを進めることが、何よりも早くより良い形で目標に到達出来るのだと、師は教えてくれたのだと思っています。