透析準備で入院していた時に


朝早くというか、日の出前には目を覚ましていたのですが


ベッドに横たわりながら、毎朝瞑想をしていました。


その時に頭に響いた声のようなモノ。


それは、言葉では表現できない澄んだ音のように感じました。


その時に、頭の中に響いた音を漢詩で表してみました。


他 病 看 赤

人 患 老 子

看 病 寂 看

限 意 聴 姿

知 知 知 知

自 共 老 尊

限 生 意 意


意味は、まさに生老病死のことをあらわしているのですが


このように読んでください。


赤子の姿を看て尊き(生命の)意味を知り


老いを看て寂しさを聴き老いの意味を知る


病を患い病の意味が共に生きることだと知り


他人の限りを看て自らの限りがあることを知る


人間として生きる限られた時間の中で、各々が唯一無二の生き方をすること。


そして、その中でこの4つのことを深く理解することが出来た時


人は初めて、悔いることのない人生を過ごすことが出来るのだと


思います。


一秒という時間の重さと尊さを、私たちはどれくらい理解して過ごしているのでしょう?


人生とは欲を楽しむ為にあるものではなく、より自らを高める為に行う苦行であると知るべきなのだと思います。