小池氏の3選間違いなしと思われていた7月7日投開票の東京都知事選。過去に幾度となく都知事選の出馬が取り沙汰されながら、立候補しなかった立憲民主党の蓮舫参院議員。その蓮舫氏の突然の出馬表明により、小池都知事との一騎打ちの様相を呈し、一気に盛り上がりをみせている。 



 今回は緑色が好きな丸顔の【緑の狸の小池氏】。対して、白い服装が好きな細面の【白い狐の蓮舫氏】と、話題性抜群の【つよ~いオンナの狸と狐の化かし合い❓】、勝利の女神はどちらに微笑むのかをテーマにします。 



 二人には幾つかの共通点があります。先ず、二人とも、ニュースキャスター出身です。それ故、メディアの使い方に長けています。 



 次に小池氏にはカイロ大学卒業の学歴詐称疑惑、蓮舫氏には台湾籍との二重国籍疑惑があります。互いに脛に傷を持つ者同士、選挙戦でのスキャンダルへの口撃は、ともに戦略的に封印すると予測できます。 



 そして、もう一つ際立つのが【強い女性のイメージ】です。その根本にあるのは【鋭い攻撃力】です。だが、二人の攻撃性には大きな違いがあります。 



 その違いを私達が生まれた瞬間に、天が与えたエネルギーを数値化した【エネルギー指数】や、【宿命図】【行動エリア】等、運命学の視点から解いていきます。 



 先ず、蓮舫氏の特性をみていきます。蓮舫氏の五本能のエネルギー指数です。 

 

守備本能ー26 

伝達・表現本能ー53 

引力本能ー33 

攻撃本能ー52 

習得・学習本能ー52 

指数総数ー216 


蓮舫氏の中で攻撃本能52は五本能の中で強い方です。それに、自分の本質や価値観、性格、才能等をみる【宿命図】や、【行動エリア】からすると、旺盛な攻撃精神の持ち主だと判断できます。 


自分の本質を表す宿命図中央に正義感が強く、中途半端を嫌い、何事も白黒つけたがる【車騎星】があります。行動力に優れ、負けん気が強い闘争心旺盛な人です。 


 社会性や外づらを表す宿命図東には【 調舒星】があります。鋭い観察力を持ち、表現力豊かで発信力があります。反発、反抗心が強いことから、権力へ刃向かう人と見られたりもします。 


 【行動エリア】は生まれた年干支、月干支、日干支を基に三角図形を作り、人生や仕事等、岐路に立った時に無意識にとる行動パターンを判断していきます。


蓮舫氏の三角図形の面積は、9割が【攻撃エリア】、1割が【知恵、知的欲求エリア】の人です。


守備本能のエネルギー指数は26と一番弱く、【守備エリア】には三角図形は存在しません。そこから【攻めには強いが守りは弱い】人だと読み取れます。 

 


蓮舫氏の攻撃性は【車騎星】の正義感を根幹としています。論理的に一直線に攻めていきます。野球に例えると、多彩に変化球を駆使するのではなく、頑固にグイグイと直球で攻めていくような人です。


それ故、単調な攻めになりやすい傾向があります。その単調な攻撃を【蓮舫氏の話し方は最初に持ち上げ、その後一気に攻める】パターンが多いと指摘する人もいます。


今回の都知事選出馬会見も同様なパターンでした。

《8年前、小池さんは自民党員でありながら、都議会自民党を伏魔殿とか、都庁のブラックボックスを壊すと言って都知事に立候補されました》。《私からみても、まぶしくてかっこよかったです》と持ち上げている。 


 《でも、この8年間の彼女の功績、実績はどうでしょうか。7つのゼロ公約はどこいったんでしょうか》と、疑問を投げかけている。 



 心理学的には【褒めてからけなす】という話し方の方が、【最初から最後までけなす】手法や、【けなしてから褒める】より、攻撃対象者の印象を悪くする効果が大きいという。蓮舫氏はその心理的効果を意識し、頑固に同じ手法を踏襲しているのだと思う。



強烈な心理的効果は、大衆に鮮明なイメージを与えます。しかし、それを繰り返されると、副作用も出ます。世のお父さんの中には、怖い奥方から叱られている錯覚に陥り、思わず引いてしまうお父さんもいるやも……(笑) 




 小池氏をみていきます。五本能のエネルギー指数は以下です。 


 守備本能ー42

 伝達・表現本能ー72 

引力本能ー60 

攻撃本能ー23 

習得・学習本能ー61 

エネルギー総数ー258 


 攻撃本能は23と、意外に一番弱いのです。宿命図中央には【司禄星】があり、粘り強くしぶとさがあります。社会性、外づらを表す東には、蓮舫氏と同様【 調舒星】があります。 


 【行動エリア】の三角図形は5割が【攻撃エリア】、4割が【知恵、知的欲求エリア】、1割が【表現エリア】です。


蓮舫氏同じく、守備本能は42と、他の本能と比べて弱く、守備エリアには三角図形は存在しません。 


 小池氏も蓮舫氏と同じタイプで【攻めには強いが守りは弱い】と言える。みどりの党ブームの折、政界再編成争乱が起き、守勢に弱い一面を露呈していた印象があります。 


 小池氏の特徴は伝達・表現本能が72、次に習得・学習本能が61と強く、宿命図東に【 調舒星】を持つことにあります。観察力が鋭く情勢を読む目を持っています。宿命図に【天庫星】があり、勝負所を読む霊能力的な直感力も備えています。


 習得・学習本能の知恵を働かせ、 調舒星の反骨精神をかき立て、伝達・表現本能を活かし【悪代官(権力者)を成敗する正義の物語】を創り、大衆の情緒を揺さぶり味方にする才能に長けています。 


 直球一本勝負の蓮舫氏に対して、小池氏は変幻自在に変化球を操り緩急をつけ、勝負所と見ると剛速球をドカ~ンと投げ込む策略家です。 



 二人の本質的な違いは、論理的に組立てて攻撃する男性的な攻撃性が、蓮舫氏の特徴です。


それに対して、小池氏は論理性より、情緒を揺さぶり、共感を呼ぶ女性特有の感性を活かした攻撃性です。 



 一般的に男は論理の破綻を怖がり、直面するとうろたえます。論理より、感情が優先する女性の特質を強く持つ小池氏は、蓮舫氏が突く公約の矛盾に狼狽することはないのです。 


 それは東京五輪の時、当事者として責任ある立場なのに、批判の多くを菅総理に向ける印象操作をしていたことからも察しできます。 



 何故、自民党の実力者達は小池氏を恐れるのか❔❔❔



それは、小池氏が論理的行動を取らないからです。【緑の狸の小池氏】が、どんな【化かし方】をするのか、それを読めないから不安になるのです。 



 さて、首都決戦を制するのは誰でしょうか。先般の都議補選で小池氏が推した候補者が落選するなど、小池氏の神通力も落ちているという報道もあります。しかし、都知事選は現職が強いという前例もあります。 


 小池氏の思いつきに振り回され《もう西新宿の本庁では働きたくない。出先に避難したい》と、悲鳴を上げるなど、多くの職員が疲弊しているという。辛い思いをしている職員には同情しますが、後1期・4年、小池氏の政治的パフォーマンスにお付き合いして頂くことになるかと思います。 



 蓮舫氏は、何故突然出馬表明をしたのだろうか。それは、先月に行われた静岡県知事選、都議補選等、立憲民主党が勝利し、裏金問題に端を発した自民党不信はいまだ根強いと判断したかと思います。たとえ、落選したとしても、衆議院への鞍替えのステップだと踏まえ、行動したのではないかと思うのです。



 私には蓮舫氏の行動に疑問があります。何故ならば、都知事選出馬表明をしたのは、蓮舫氏の【天中殺の年の、天中殺の月での出来事】だったからです。



 天中殺の時には思わぬ追い風が吹き、大きなブームを巻きおこすこともあります。しかし、それは後に反動現象が起きるのです。 


自らの天中殺時【みんなの党】を設立した渡辺喜美氏は政界から消えました。【立憲民主党】を立ち上げた枝野幸男氏は、その時、天中殺でした。 



保守派層の票が、元航空幕僚長田母神俊雄氏などへと分散し、蓮舫氏が漁夫の利を得る可能性だってないとは言えない。 



しかし、蓮舫氏の宿命には致命的な弱点かあります。それは【大衆を引きつけるパワーの引力本能が33】と弱いことです。 



残念ながら、私は蓮舫氏の賞味期限は切れていると判断します。それは、過去の参議院選挙をみていても、170万→110万→67万票と、得票数が落ちている現実が物語っていると思うのです。