古来から大陸の国々は互いの王朝時代を
潰し合って来た。
それこそ蠱毒（こどく）のようにな。
だが、日本では戦国時代こそ有ったが、
天皇家を潰してはいない。
権力者同士で食い合い残った者が
国を手にする。
そして、法の名のもとに暴力を行使する。
法律で定められていない事は何でもやって良い。
そんな国作りをすれば、破綻は必定。
自分に本当の意味で誇りを持てない者は、
自分の生まれた国に対しても誇りを持てない。
GHQがやりたかったのは日本人の在り方の破壊だ。
そして、やらなきゃいいのにやってしまったから、
日本人から学ぶべき事を認めず抹殺しようと
したから、巡り巡って自分達の首を絞めるという
結果になってしまった。
法なくして暴走するあり方は破滅しか招かない。
戦争で争う前に手を取り合えねば、滅ぶだけ。
日本人が滅ばずに済んだのは、その独特な
在り方ゆえに滅ばず存続できているのだ。
お天道様が見ている。
つまり神々が常に見ているから、自らを
貶めていくような生き方は恥ずかしいこと。
物を盗んではならない、人を虐めてはならない。
ごく当たり前の事をごく当たり前の事として、
行う者は、自分の状況に左右されること無く
自分を誇る事が出来る。
自らを本当の意味で誇れないのであれば、
今からそうなるように自分を変えてゆけば良い。
そんな基本的なことを学んだ者だけが、
自らを誇れる生き方を見付けられる。
自分を卑下せず、なりたい理想を心の内に
はっきりと思い浮かべ、日々を過ごす。
そして自分がされて嫌な事は人にもしない。
それだけで随分と心の有り様も変わるものだ。
その事を弁えていれば、お天道様に恥じない
自分なりの生き方をして良いのだから、
日本人は本当に自由であるとも言える。
礼儀作法を身に付けて置いて損は無い。
礼儀正しい者は、相手からも礼を以て返される。
逆もまた然り。
そして、日本の神々はその特殊性故に、
滅多なことでは口も手も出さないが、
締めるべきところはきっちり締める。
そう、悪さばかりする者には容赦なく罰を下す。
時と場合によっては異界に連れ去る事もある。
人に不幸を撒き散らしてばかりの者を、
日本神界の神格者たちは決して許してくれない。
日本は確かに多くの事をする自由、そして、
自らの身の安全が保証されている。
だからと言って好き勝手に振る舞えば、きつい
お仕置きが待っている。
それらがもしも世界規模で行われたらどうなるか？
一神教そのものが成り立たなくなるのではなく、
神の名を借りて好き勝手して来た連中の
栄耀栄華（えいようえいが）は、その時点で
成り立たなくなり、過去のものとなってしまう。
共存共栄をしていかなければ振り落とされ、
いずれは大きな禍い（わざわい）となって、
己の身に降りかかる。
助け合いの精神と裏切りとは相容れない物だ。
恩を仇で返し続ける者はいずれ大きな天罰を
食らう事になる。
そして、それは日本人だけの話では無い。
地球に生きる全ての者が対象となっている。
あの大戦（おおいくさ）から長い時が過ぎ、
戦後に悪しき行いをした者たちが今更になって
吊るし上げられているのは、その者達がした事が
巡り巡って帰ってきただけの話だ。
禁書指定した書籍が今になって復刻したり、
内容が情報として公開され出したのも、
全ては、かつて行った行いが誤りであるから、
そうなっているだけの事。
何の不思議も無いごく当たり前の事だ。
これから、懲りもせず戦（いくさ）ばかり
繰り返して来た者達は選り分け跳ね除けられる。
何故なら、これからの時代に相応しくない、
そう見られてしまったからだ。
奴らの失敗はインターネットという物を、
電脳世界というものを舐め切っていた事だ。
世界中の人々が、電脳世界を通じて繋がり合うという事は、想像以上に大きな力を得るという事を
本当の意味で理解し切っていなかったから、
こんな事になってしまったのだ。