大事なのは中身を裁く事じゃない。
なぜそうなったかを知ることにある。

 そうなった事には理由がある。
自分だけの感情が理由と思ったら
たやすく深層に沈む真相を見失う。

 私は自分の感情とそうでない
誰かの感情の存在は知っている。
だから私はまずこう言う。
【一体何があった?何を伝えたい??】
そうしたら話したい者は話す。

 いちばん苦しいのは、事情があって
どうしても何も言えない立場にある者だ。
死者もその中のひとつだと思う。

 だから、その中で依頼された事は
ひとつ残らずちゃんと完遂する。
たとえ昔の依頼でも再度調べて欲しいとの
依頼があれば私たちは隅々まで調べる。

 そうして私たちは間違った誰かに
誤って断罪の刃が振り下ろされる事を
防いできた。系譜だの血筋だのに
関わりなく誰でも、だ。

 だからこそ。私たちに何かあると
誰にでも助けられる。そういう事を
気の遠くなるような年月の間ずっと
積み重ねて私たちはここに居る。