1年前の文章教室ブログです。


 

文章の「節回し」ってあるんですよね。

わたしはとくにそれを気にかけているように思います。

文章は基本、読み手の意識になかで音読されるものだから。

音の数やイントネーションによるメロディが心地よいことが大切です。

 

 

といっても、わたしの場合は東京言葉のイントネーションで書いているのですが。

もっというと、東京女学生言葉です。

 

 

女子校って「女の世界」ではなく「性がない世界」なんです。

そこではなんとなくボーイッシュな話しかたが主流になってきます。

「そうよ」ではなくて「そうだよ」。

「あのね」じゃなくて「あのさ」。

「いったの」じゃなくて「いったんだ」。

 

 

一人称は「ぼく」にはならずに「あちし」かな(笑)

いまでも、その話しかたが抜けません。

SNSでコメントを書くときなどは「もう大人だし」と女っぽい語尾にしてみるのですが、自分らしくないことこの上ないです(笑)

 

 

話し言葉は書くときの言葉のベースになっていることを感じます。

それは耳でも書いているということかも知れません。

聞いて心地よいリズムやメロディ。

文章を書くときにも、ぜひ意識してみてください。

 

 

 

 

 

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