7年くらい前から、娘といっしょに宝塚歌劇のファンです。

東京宝塚劇場などでの観劇はもちろん、CSの宝塚歌劇専門チャンネルに加入して毎日見ています。

 

 

先日ある娘役さんがこのチャンネルのトーク番組に出て、声楽のレッスンについて話していました。

 

「自分の好きな感じの声が出るまでお稽古したり...」

 

努力家だなあ、と感心しました。

「いい声」「きれいな声」ではないのです。

「自分の好きな感じの声」が出るまでお稽古する。

 

 

デビュー後まだ年数が浅いうちから、日本舞踊の伴奏に小唄のような粋なソロを入れた彼女です。

さすがだわ(宝塚ファンが高じるとタカラジェンヌみんなのことが好きになっちゃう)。

 

 

文章も同じだと思うのです。

「自分の好きな感じの文章」を書くのがいちばん。

ひとりよがりにならないだろうか、と心配することはありません。

いま自分の好きな感じに書けているかな、と判断するのはもう一人の自分ですから。

文章を通して「自分の好きな感じ」という客観的な目を自分自身に向けることができるのです。

 

 

きのうのブログに書いたように「自分で書いて自分で読む」の循環ができるとこの判断も的確になっていきます。

自分だけで読む文章を書いているうちに、自分の文章が好きになっていることと思いますし。

 

 

「いい文章」や「上手な文章」を目指すのも立派なことではありますが、

わたしがお薦めしたいのは断然「自分が好きな感じの文章」です。

きょうもそれで書けるし、極端にいうと、最後までそれで書けるから。

いわば、終わりのない努力目標なのです。

 

 

どうぞ、自信をもって「自分の好きな感じに書く」ことを心がけてくださいね。

 

 

 

 

 

羽生さくるの文章教室個人授業。

随時受けつけております。

対面で1回につき2時間の講義と推敲指導をいたします。

受講料は7,000円+消費税10%になります。

 

基本4回のプログラムをご用意していますが、単発でもお受けします。

4回続けていただくと、自己紹介文から800文字のエッセイ、あの人への手紙まで完成。

最終回には「羽生さくるのミニライティングセッション」として今後の文章についてのインタビューをし、

テキスト化してお送りします。

会場は都内のカフェなどですが、Skypeでの受講も可能です。

 

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