ゴムの先限相場表(終値と前営業日比)
東京ゴム 2009/05   122.1  +6.1    中部RSS3  2009/05   116.5 +0.6
ゴム指数 2009/06   105.30 +2.20   TSR20    2009/06   93.2  0.0
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【市況】
 東京ゴムは引けにかけて急伸した。大幅円高の流れに逆行して思惑の買いが主導。先
限は一気に120円の節目を突破した。
 大引けの前営業日比は、0.8~6.5円高。推定出来高は1万6138枚。
【東京先限が120円を突破】
 注目された連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げが実施され、ゼロ金利政策とな
ったことから、株価が上昇し景気の先行きにも少しずつ楽観的な見方が広がってきた。
ただし、為替は大きく円高・ドル安の流れとなったため、一時は上値重く推移。大引け
にかけて思惑の買いが主導、東京先限は120円の節目を突破した。

【ITROが合計91万5000トンの削減計画】
 インドネシア、タイ、マレーシアの天然ゴム生産3カ国で構成する国際ゴム公社(I
TRO)は、来年2009年の天然ゴム輸出量を合計91万5000トン削減すること
で合意した。これは昨年実績の世界の天然ゴム生産量970万トンの約1割に相当。世
界的な景気後退で欧米日の需要が減少すると判断、輸出削減により市況安定化を図る狙
い。自動車タイヤ用などの天然ゴム需要が落ち込む中、主要生産国の輸出削減で天然ゴ
ムの需給バランスを改善させることを目的とするもの。

【額面どおり受け止めずに動きを見守りたい】
 ただし、3カ国で90万トンを超える規模の生産調整が可能となるのかどうかは不透
明。タイでは老木の天然ゴム樹を早めに切り倒し、そこに新しいゴム樹を新植すること
で減産は可能だとしているが、インドネシアやマレーシアなど他の生産国との足並みが
そろうのかどうかなどの課題もあり、額面どおりに受け止めてよいものかどうか、当面
の動きを見守る必要があるといえるだろう。

【国際ゴム公社は需給調整の役割を担っている】
 なおITROは2001年9月、国際市場における天然ゴム製品の価格変動を安定的
に維持することを目的に、インドネシア、タイ、マレーシアの主要3カ国が協定を締結
し発足した。前身のINRO(国際ゴム機構)が生産国の意向を十分に反映していない
との判断から生産国自らが脱退し、新しいカルテルとしてITROを設立した経緯があ
る。同公社は、輸出量の制限や供給量の管理を主軸に需給調整の役割を担っている。

【中部市場】
 中部市場は、総じて小幅に上昇した。為替が円高に振れる中、上げにくい情勢となっ
たものの、思惑の買いが主導して小幅な範囲ではあったものの上値を追った。
 大引けの前営業日比は、中部RSSは変わらず~2.0円高、ゴム指数は0.40~
2.20ポイント高、TSR20は全限月が変わらず。
 推定出来高は、RSSが36枚、ゴム指数が37枚、TSR20が36枚。

【海外市況】
 本日午後4時30分ごろの上海ゴム市況は、中心限月の3月限が前営業日比310元
高の1万0050元となるなど総じて上昇。午後4時現在のシンガポールゴム市況は、
RSS、TSRともに同値圏まちまちで推移している。