私がライザップに入会を決心した理由は
『ライザップに入ったら痩せられると思ったから』
当時、勤めていた職場が外見を重視される職場だったことや、もともと人よりかはふっくら(控えめに言って)していたので、常日頃ダイエットという言葉は頭の片隅にありました。
そんな中、あの有名な有名人が3か月という短期間で10㎏や15㎏のダイエットに成功され、見た目も引き締まった姿で登場するCMを見るたびに、
「私もライザップに入ったら痩せられるのかな」と思うようになりました。
一人でダイエットをするよりも35万円くらいかけて人の力を頼った方が絶対痩せるよな~なんて、勝手な想像までして。
でも実際は違いました。
一人の力では痩せられないと思ってライザップに入会するも
トレーナーから食べるものを評価されることに嫌気がさし
食べることが全く楽しくなく、正しいか正しくないかだけで食事を意識するようになって苦しくなりました。
そこで、人から指図されるようなダイエット方法は向いてないんだなってことに気づきました。
こんなこと言ったら、
「そんなこと言ってるから一生デブなのでは?プロの言うことを聞け」
と言われてしまいそうですが、最初は聞いてました。
当たり前ですが、こっちだって何十万払ってるんです。
死ぬ気で痩せたいに決まってる。
でもある日
1日の食事の中で、
納豆や豆腐、卵などを意識して摂取した日がありました。
(基本的に食事は糖質制限ダイエットで、たんぱく質を多く摂取するように言われます。)
いつも通り食事の報告をしたら、トレーナーからは
『植物性のたんぱく質が多いですね。動物性のたんぱく質も意識して取り入れましょう』と。
納豆も豆腐も別に好きで食べてるわけじゃありません。
豆腐なんてダイエットじゃなかったら選ばないくらいに、興味がない食材です。
でもたんぱく質が豊富で、食物繊維もあって、カロリーも低く、トレーナーがお勧めしていた食材だったから取り入れていたものだった。
きっとこの食事で報告をすれば褒めてもらえると思って、選んだ食材でした。
これが1度や2度で終われば、私も挫折はしませんでした。
でも自分の中で、1日の摂取カロリーを守り、たんぱく質を意識した食事を摂取することだけでも精一杯努力していたのに、
『今日は食物繊維が足りませんでしたね。』
『今日は水分量が足りてませんね。』
『卵3個は脂質が多いですね。』
『ツナ缶って食べたことありますか?一度も食事報告に登場してきてませんが、とても優秀な食材ですよ。』
『昼ごはんと夜ご飯に魚を摂られたんですね。もし可能であれば、どちらかを植物性のたんぱく質に変えてみましょう!』
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どんな食事も多角的に評価される。
きっと、トレーナーさんは食事の評価を『よい・悪い』だけ送るのではなくて、栄養の知識も併せて身についてほしいという思いもあって、いろいろと指導してくれていたんだと思うし、この時のことがあったから、食材の栄養素の知識はすごく身についた実感はあります。
でも、ダイエット中の、すでにストレス状態の中で、
自分の頑張っていると思っている食事が毎回そうじゃないんだって言われている気になるのがとてもとても耐えられなくなりました。
そしてトレーナーさんに言われたくないから
トレーナーさんが前に評価してくれた食事ばかり送るように。
でもレパートリーを増やすように指摘もされ、がんじがらめになって、
ある日、初めて食べたものを報告しませんでした。
そしてそれが何日か重なりました。
ライザップでは日々の食事報告以外に、週に何回かトレーナーさんと店舗での筋力トレーニングがありました。
そしてトレーニングの前に体重の測定があります。
トレーナーさんは食事の報告内容を信じ、きっと減っていると思って私をねぎらって迎えてくれます。
でも、私はとても罪悪感がありました。
なぜならトレーナーさんには内緒で低カロリーのものを間食としてたくさん食べてしまったり、塩分が多いものを摂ってしまって報告をしていなかったからです。
そして体重にもそれは顕著に現れます。
『なんで減らないのかなー』というトレーナーさんの言葉が私を責めているように聞こえます。
『食事だってこないだ送ってくれたあの内容、すごくいいもんね。量とか間違えてない?』などカウセリングなのか尋問なのか、私には後者に聞こえました。
そこで私はすべてがぷつんと切れる音がしました。
張りつめていた何かが切れるような、そんな音がしました。
涙が出て、止まらなず、自分がいかにストレスで滅入っていたのかそこで気づきます。
全く痩せなかったわけではもちろんないです。ただ、テレビCMのような10、15㎏といった劇的な減量は成功せず、記憶が正しければ5~6㎏の減量だったと思います。
この体験談を聞いて、努力不足、お金をかけて痩せないのは怠惰、自分に甘いと言われればそれまでです。
ただ、私みたいに自称完璧主義の性格でも、ライザップの食事指導は本当につらかった印象です。
じゃあ後悔しているのか?と問われれば、私の答えはNoです。
(高い出費であったことには違いありませんが。苦笑)
え?ってみなさん思いますよね。
でも、ライザップで得た糖質制限のダイエットの知識は後のダイエットでも役に立ちました。
(糖質の量や、カロリーの量も大体なら予想できるようになります)
また、失敗してみないと、やってみないとわからないことってあると思うんです。
ライザップっていう当時私の中の頼みの綱が、実は自分に向いているものじゃなかったということ。
ダイエットで人から色々指示されるストレス
頑張りを認めてもらえないストレス
人の期待に応えられないストレス
色んな弊害があるんだなってことに気づけました。
なので、すべてが無駄ではなかったと思います。
誰かの体験談ではだめで、自分で経験してみないとわからなかった。
どんなダイエット方法もやってみないとわからない。
よく『○○ダイエット』とかはよくないって言いますが、
それが本当にはまる人だっているはずなんです。
だから、人それぞれ、失敗を重ねて模索していくしかないんだなと思いました。
ていう、失敗談を今回はお届け致しました。
次回は漸く脂肪吸引に関する記事を投稿しようかなと思ってます。笑(予定)