- ミミズクと夜の王 (電撃文庫)/紅玉 いづき
- ¥557
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この作品の見所は、透明な作風。一切のライトノベルらしさを排除し、童話風に仕立てた作品ですが子供騙しなどではなく、大人でも女性でも感動を覚えられる傑作です。この作品に大賞を与えた電撃の懐の深さ、流石、ラノベ界の覇権レーベルであるなとしみじみ感じました。
お気に入りのシーンは、夜の王とミミズクが出会うシーンですね。ミミズクの自虐というか、そういう風に『ちょめちょめ(ネタバレですので伏せます)』されてしまったセリフに胸が打たれました。こういったキャラは記号として、ラノベやエロゲーに出てきますが、彼女はそういっったあざとさを一切感じず、ただ、透明に壊れてしまっています。
学べたところは、ラノベという枠組みに捕らわれる必要がないということですね。必ずしも、萌えや、燃えがなくとも、純粋に誰かに物語を伝えないという気持ちさえあれば傑作は生まれる。しかし、現在の新人賞の状況からこのようなピュアな作品が生まれるかどうかは、少し首を捻りたくなりますが。
一般人に勧められる度 ☆☆☆☆☆
――だいじょうぶだよぉ-。私人間じゃないよーぉ。あたし家畜だよぉー。だからー食べてよ-。お願いだよー